新年度だ タイムラインには新大学生や新社会人、新しい部署になった人が溢れている 父の会社でも入社式があったと聞いた わたしは、きょうも無職である 遠出をした 遠出といっても車で行ける距離のため、初めて自分の運転で行った そこに行くには山を越えなくちゃならない これまではずっと山道が怖くて運転することを避けていたのだけど、 隣に乗ってくれる友人を確保したので、運転できた 急なカーブや霧、長い下り坂など、普段の道では遭遇しない状況にぶち当たった なんなら途中土砂降りにも遭った
*22年11月時点の記事 ねこのぬいぐるみ、というか、大きなクッションを買った 店頭で出会ったときから、まじで片時も手放していない ずっと抱きしめている この子は、シルエットはねこだが、それ以上の装飾はない ピンクの無地のねこクッションである だからこそ、いいのかもしれない 表情などなく、ただ、ねこの形をもった、触り心地のよい存在 抱きしめ心地のいい存在 だから、安心するのかもしれない 幼い頃は、このようにぬいぐるみを抱きしめることはほとんどなかったと記憶している 人形遊び
無性に歌いたくなることがある 悲しさに理由があるときなら、そのまま、自分の感情由来で泣くことができる が、 わけもない不安、ただ悲しい、そういう、漠然としたもののときに、その正体不明なものの中に浸ってそのまま泣くことが、私はできない そういうときに、歌を歌う 歌詞の意味は問題ではない そのときにメロディが浮かんだものを、好きなところから、好きなところまで歌う 歌うために歌詞を追い、音を辿っているうちに、自分の不安から目を背けることができる かと思えば、行き場もなく溜め込
ちょっと逃避する場所 この世界と距離を置ける場所 わたしが願う居場所 図書館司書になりたかった そのきっかけは、『図書館戦争』だった。 正義を貫く姿に、強く惹かれた。 特に、柴咲のようになりたかった。強く気高く美しいひとに。 元々、図書室は私の大事な居場所だった。 休み時間が嫌いな子供だった。 仲良しグループ、一人一人の話し声、騒ぎ立てる男子、感情、騒音。 小さな教室内に詰め込まれた情報量に耐えられなくて、静かな場所に行きたかった。 廊下に出る。廊下で騒ぐ人たちや、開
今私が、 ・できること ・すべきこと を、絶えずつかみ続ける必要がある たとえば今の私にできることは、 タイピングをすること、意味のある文章を紡ぐこと 息を深く吸うこと、それによって指先足先まで酸素を回すこと 泣きそうな目頭を押さえること、笑顔になること *** この期間はずっとは続かない 安定を求め続けた私だったけど、安定などない 生きている限り、すべては変化し続ける そのことをまだ、受け入れきれていないけれど。 *** 安定した情緒、安定した関係性、安定した生活
書くことはあがくこと 書くことは戦うこと 書くことは光を生み出すこと 書くことは光を浴びること *** 整理して文字にして残せ 誰かのために。 あの人のために。 ほかでもない、自分のために。 *** 私にとっての「光」は、 導いてくれたのは いつの日もあなた 私の光
この不調は病気ではないのなら、 この状況を打破するのが、薬ではないなら。 打開策は、 自分の考え方の癖を見つめることであり、 環境を変えることであるという。 *** 「こうあるべき」を探すのは得意だが、 「こうである」という現状を見つけるのは本当に難しい 「こうあるべき」が、どうしても邪魔をする それは、誰が言ったことなのか? 世論、正論、親、友人、先生 自分が信頼した人の声に耳を傾けた結果なのだろうか? 本当にその人は「そうあるべき」と言っているのか? 自分
ここ3カ月、ずっとずっと動けずにいる そこまでの3年間は、動き続けていた 輝いていた すべて過去形なのが、悲しいが。 どうして今動けないのか 特段何かが起こったわけじゃない これは、私の中にずっと潜んでいたものだ ずっとずっと身を潜めていたものが、表に出てきてしまったのだ 長らくその正体がわからず、ただ苦しみの中にいた が、答えが見えた。 それは、恐怖だった。 泣き出したくなる衝動に駆られていた 感動する映画を見て涙ぐんでも満足はしなかったので、ただ無意味に涙を流せば
今日は、人に専門知識を教えてもらった かなり落ち着いて段取りよく話してくれた。初心者の私たちに寄り添って考えてくれたことがよくわかり、時間かけて用意してくれたことに感動した。 彼女は部長をしてきたらしい。だからだろうなとわかる。 その役目をきちんと果たしてきたのだろうなと目に浮かんだ。 わたしは、アウトプットに苦手意識がある。 しかしそれは、用意できていなかった場合、である。 この時の「用意」とはどこまでか? 原稿は読むために書くのではなく、考えの整理のために書くものと
離人感、あるいは抜け殻自分が自分でない感覚 どこか他人事のようで、今どんな表情をしているのか一切の感覚がない状態 無、抜け殻 そのときの私の肉体は物質にすぎない そういう感覚 この肉体は果たして誰のものなのか? 借り物のような気がしてならなかった 「地球上の生活、難しいな」と言い始めたときこそ冗談だったが、いつしか本気になっていた この感覚に向き合い始めた頃に、『カラフル』を読んだ 自殺を図った主人公が輪廻転生の抽選にあたってもう一度人生を送ることになる話 <他人の身体>に
ずっと周りを見下す気持ちで歩いていた 奥二重の目は世間に睨みを利かせることが常だった 休み時間が嫌いだった 自由な時間 個性が露見する時間 わたしは、わたしが不定形になって溶けて消えてなくなる前に、なんとか机につなぎとめるのに必死だった 本や落書き、あるいは眠くもないのにただ机に伏せることでやり過ごしたあの時間はとてつもなく長く感じた 教室内を歩くときは最低限の動きを追求した 余計に多く動くことがないように 注目を集める前に席に戻れるように 普段どおりに動くと、立ち上がって