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εκτοςπλσμα霊魂の会議
深夜巡回から続く
ところがでございます。
再び、またもやですよ事案発生でございます。
それはひと月ほど過ぎた、低気圧接近の大雨の深夜も深夜、夜中の1時半過ぎ、その日なぜか憂鬱な気分でした。いん湿な風が吹き、僕は気になり車両で、そこを望める30メートルほど離れた駐車スペースからじっくり眺めておったのです。防災警備ですかって?
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仮眠を許される時限に、眠れなかったこともありますが、なぜそこに行き、雨中佇むという戯れた挙に出たのか自分でもわかりません。引かれたと言ってよいのか自分自身おかしな雰囲気になり、とうとう手を合わせそこに向かって、居ますか?わかるならきてください!?通念ですね、やってしまったのです。聴こえるのです。必ずと言って良いほど、あの中空の連絡通路で、約束のように。
はっきりとした像を見てはいません。しかし間違いなく気配でわかります。エクトプラズマεκτος πλσμαってやつですか。未承認霊媒物質ですかねぇ。おかしなこといいますが宇宙のダークマターだのって、あれわからないだけで充満してるっていう、あれはなんですか?
関係ありませんよね、はい失礼戻ります。
………くるのです。
ですが、こんなことに比例して、ちょっと体調が崩れたりすることもわかりました。重くなるというか、バランスが崩れるというか。やはり拘ってはいけませんね。
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とうとう、直近のの打合せ会議上で、同僚の1人が、失笑していた彼です。「僕もみてしまいましたよ」「ええっ、やはり」上司が「なんですか」「じつは、…………」すると、今回から始めて同席のオブザーバーの設備管理の上司が、周囲と僕たちの眼を確認し「イルヨ、ミンナイワナイダケ!ズーットマエカラネ、アノバショカラ3階4階アタリ。深夜ノ呼出!カカルト、ホントニイキタクナイヨ、シランカオシテタホウガイイヨ」‼️これ、別に彼、ジンガイではありませんよ、ニュアンス伝えたくて。
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おもむろに、それをじっくり聴き受けた部長が、席のセンターから重い声で発言されました。
「わたしも永い現場経験から、数多く不可思議な体験をしています。おそらく霊魂というものは………」オイオイ、社内会議でこんなのありますかね。「ともかく驚くことではなく、恐いと思われる方もいらっしゃるでしょうが、冷静に対応していただいて、やり過ごせばいいと思います。ふつうのことですから」です。
詳しい知人も、同情したり哀れんだりして、関わらないこと。引き込まれるよ。と、助言をくれまして、もう僕も、興味本位の探索じみたことはやめようと思いました。心やすかれと思いつつ関わり合いにはならぬよう注意が必要な、真夜中のナイトウォーキンでは、あります。
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