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転職先を決めずに退職。就職したくなくて職業訓練校に行くことにした話

さて。完全な生活・自由形にとまどいながら日々を過ごしていたんですが、無職という立場上完全に不安がないわけではありません。

失業保険があるとはいえ、期限もありいつかはなにをするかは決めないといけないわけで。

外部ストレスはなくなっても、自分の内側から湧いてくる不安とは向き合わねばならなかったんです。

自由の恩恵を受けつつ、じわりと湧き上がってくる不安について覚えているうちにまとめておきたいと思います。

おそらく次が決まっていない完全フリースタイルな人も、似たような気持ちになるんじゃないかな、と思います。

わたしもまだ不安から完全に抜け出したわけじゃないし、完全な過去形になったわけではないけれど「こんなふうに考えると将来後悔しない選択ができると思う」ということをまとめています。

せっかくのフリータイム、失業保険もらいながらこれからどうしよう、と思っている人の参考になればと思います。

結論せっかくのゼロにイヤなものをたさないこと

江口のりこ主演のドラマ「SUPER RICH」のストーリーにあったんですが、「ゼロになったんだからやりたくないことを足さない」というセリフがあって、そうだよね!と思ったんです。

次を決めずに無職になった、つまりゼロにもってこれたわけなんですよね。

前の記事でも書いたとおり、次をきめなかったからこそ今はなんでも自分で決められるステージなんです。

「わたしは雇われて働くのは嫌だ」とは思っていましたが、じゃあどうしたい?ということはまったくわからなくて、というか実現できそうになくて、じわじわと焦りがわいてきました。

ゴール、理想はここなんですが、悩んでいる時は「現実的に嫌なこともやらなくてはいけないのでは」とぐるぐる悩んでいました。

世間の常識=就職は地獄の道=やりたくない。けど…

失業保険もらってる間は、「次の仕事を探す期間」なので原則バイトなどお金を稼ぐことができません。

稼いだ分引かれるので働かずにしっかりもらっておいたほうが基本的にオトクです。

わたしはブログやアフィリエイトでフリーになりたい!と思っていたんですが、このあたりも厳密には稼ぎにカウントされそうだったので思うように作業ができませんでした。

(このあたりについては、役所は原則発生主義であり現状にルールが追いついてないと感じました。そのためハローワークの人に聞く時は聞き方に注意したほうが良いです)

失業保険の受給には就職活動した実績が必要なので、就職市場を見渡すことになります。

そこで見る現実は「今の年齢、職務経歴で前職と同じ給料で正社員で雇ってくれるところなんて皆無」という事実です。

ちなみに今しか利用できないからと思って、ある大手転職エージェントに登録したところめちゃくちゃ冷たかったです。

面談すらしてもらえず、登録ボタンを押した数分後に電話があり、キツそうな女性からまくしたてるように「ご紹介できる案件はありません」と告げられました笑

ひぃ!こわい!

こっちの道(就職)へ進むと、過去の実績から選んでくれるところならどこでもOKで働くしかない…!という恐怖心だけがわいてきました。

そっちへ行かないと決めたのに、受け付けられた「就職して働く」ということに引っ張られるんです。最悪働かなきゃ、でもろくなところない…という変な焦りと恐怖心だけはいつもありました。

職業訓練校でやりたいことを学ぶという選択肢

就職はしたくない、けど実戦(アフィリエイト)ができない…というわけでわたしはWEBデザインの本を1冊買って自分でやってみたり、TOEICの勉強をしてみたりしていました。

正直、TOEICは就職時に履歴書に書きたかったから、という目的です。

WEBデザインはアフィリエイトでサイト制作をするようになって、興味がわいた分野だったのでやっていました。

自分でもっと好きなようにサイトのデザインをさわれたらいいな、という気持ちからです。

結局過去の延長にある就職を避けるには、これからの自分に必要なことを足すしかない、というわけで純粋にやってみたかったWEBデザインをやってみたんですよね。

ですけど独学ってなかなかスキルを信用してもらいづらいし、自分でも自信がもてない、そんな時にみつけたのが職業訓練のWEBデザインコースでした。

WEBデザインコース受けて独立してもいいんですか、という問いに対するハロワの人の回答

職業訓練という名前の公的サービスです。

失業保険同様、職業訓練も就職が前提のはずです。

でもわたしは就職したくない。

というわけで窓口でしれっと聞きました。

「現実問題、わたしの年齢と職歴で就職難しいんで、これ受けて独立も考えてるんですけどそのくらいのスキル身につきますか?」

「んー、まあ、ものすごく頑張れば?というところでしょうか。実際ものすごく頑張られてフリーになった人もいますよ」

就職して雇用保険に再加入させることが目的だと思っていたのですが、最終的には個人の選択なので、ということでした。

じゃあやろう、というわけです。

世間体と自由の間の選択、職業訓練校

自由だわーい!といいつつ、チキンなわたしは失業保険がなくなったあとも自由を貫く勇気はありませんでした。

今何してんの?という親や友人の問に、出口の見えないアフィリエイトやってる、という勇気はなかった。

フラフラしていると思われると、余計なお世話や詮索がくる…避けたい…でも就職したくナイ…

WEBデザイナーコース通っている間なら、なんとかいい繕える!スキルもやりたかったことだし、受講料もタダ!

というわけでわたしは職業訓練校に通うことを決めました。

職業訓練校は失業保険が切れていても授業料無料で通うことができます。

こうしてわたしは「絶対嫌なことで生活の時間をうめない」ということのギリギリラインを死守しました。

WEBデザイン以外にも、職業訓練にはカフェ店員コースやプログラミングコースなど、面白そうなコースがあります。

WEBマーケティングコースなんてのもありました。

就職に疲れた…就職のことはもう少し後で考えたい、スキルを身につけることに注力したい…という場合は職業訓練コースを探してみてください。

とはいえ注意点もあります。

実際受けてみて「うおおこんな仕組みかあ!」と面食らったこともありました。

コースを選ぶ時に「これはない」と思った部分もあります。

そのあたりを踏まえて、次の記事では、職業訓練「WEBデザインコース」を受けてわかった”ここは知っといて”ポイントを記録として書いておこうかなと思います。

この記事で、あなたがちょっとは気持ちが楽になったり、選択肢は自分にある、と感じてもらえたりして、先は明るいと感じてもらえたら嬉しいです。

赤裸々過ぎてちょっと気恥ずかしい内容なので、少しではあなたのお役にたてていたら書いた甲斐があります。「気持ちわかるよ!」とか「ちょっと役に立った」と思ってもらえたらスキで教えてもらえるとありがたいです。


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