同窓会でコンテンツマーケをやったワケ。
コンテンツマーケティングという言葉の響きは大変魅力的です。
しかし過去の私はそこにものすごい思考と緻密な準備が必要であることを知りませんでした。
今日は曲がりなりにも手を出し、沼にハマり、這い上がろうとしている私の話をします。
なぜコンテンツマーケティングをやるのか
笑屋には幹事代行サービスの他に同窓会事務局サポートという学校の同窓会事務局さんの課題を解決するサービスを展開しております。
もともと幹事代行の派生としてお手伝いさせていただいていたのですが、お客様からの需要が増えてきたためプロジェクトとして立ち上がりました!
しかし、これからのサービスでありまだ認知も事例も足りない。
だからこそノウハウや知識を提供し、見つけてもらえるようにコンテンツマーケティングを行うことになりました。
第一の難所、資料集め
いざ!記事を書く!となったらテーマや需要があるキーワードから選ぶのが通常の流れかもしれません(いまならわかる)
ですが、私はまず資料集めから始めていきました。
というのも学校の同窓会事務局に関する本や資料があるイメージがわかない…。
検索しても明確なものが出てこない…。
そこでよりニッチな研究や詳しい知見を得るため論文を探そう!に至ったのです。
学生時代の知識を引っ張り出しCiniiへ。「同窓会」というワードで探し、いくつかヒット!!
また、図書館に出向き同様に検索機の前に張り付いて資料探し。
ビジネス雑誌がいくつかヒットしたので片っ端からチェックしていきます。
参考になりそうなものはコピーしていきました。(バックナンバーであればコピーできる事を知る!)
・学校の同窓会は「校友会」と呼ばれることがあることを知る
・「ホームカミングデー」と「学園祭」は違う
・大学の卒業生であればキャリア支援をしてもらえることがある
上記のような新たな学びがあり、コレはネタになるのでは!?と思ったことはキーワードを控えて更に探すことを繰り返しました。
第二の難所、テーマ決め
資料を集めただけでは満足できません。次はテーマを決めます。
といってもどこに需要があるのやら…。
論文をいくつか読んでいると「アメリカの同窓会組織は進んでいる!」というテーマに行き着きました。
日本の同窓会の認識とは違うのですが、組織設立までの比較や卒業生と在校生のタテのつながりなど面白い事例を発見したので掘り下げることにしました。
ネタ出しは前の記事の関連を考えて行っていくのですが、いくつか進めるうちに「これといった定番がないな…」ということに気づきます。
そこでようやくキーワードボリュームを調べ、キャッチーな記事を書くと良いのではないか?という方向に至りました。
第三の難所、運用フロー
現在のリソースなどを加味した結果、すべての記事を私一人が書くことは物理的に難しいという判断を下しました。
そこでライティングは外部ライターさん、ディレクションは私という体制で進めることとなりました。
9月〜11月までに5本公開する!という目標が決まっていたので、スケジュールを組み、アウトラインを作成して依頼。
納品された記事のチェックと編集をし、画像素材を探して公開するという流れで運用しました。
依頼方法などは社内ドキュメントにまとめ、他部署の依頼も発生するようになっていきました。
ありがたいことにいいライターさんと巡り会えて質の高い記事をいつも納品していただいておりました。
まとめ方やタイトルの付け方など一人では学べなかったのではないかと感じ、非常に大きい存在でした。
目標と指標
現在まで記事を作成しての反省はスケジュール通りに公開することが目標になってしまったのではないかと感じています。
もともとお客様に有益な情報を提供し、見つけてもらうためだったはずなのにそこを果たせなかったという実感はありました。
11月以降の目標として下記を掲げました。
PV(トラフィック)
UU
滞在時間:どのぐらい読まれているかの判断
問い合わせCV
セッション数
記事本数
キーワードのチェックリストも作成しました。
説明記事を作ることでより深い内容も読んでいただけるようにできたらいいなと感じています。
また、論文をベースとするとどうしても文章が長くなってしまうので、滞在時間をチェックし、読みやすいものを用意することも必要であることを知りました。
おわりに
コンテンツマーケティングをやることでプロジェクトの解像度があがりました!
もともと幹事代行はtoCのビジネスであり、幹事さんや参加者が喜んでもらえることを念頭においておりました。
しかし事務局サポートはtoBであるため、学校や事務局、職員さんから組織の課題を解決することに気づきました。
だからこそ、組織のメンバーが納得できるように説得力があり、信頼性の保てるコンテンツを作ることが重要だと改めて思いました。
また、ライターさんのスキルアップ&自身のスキルアップに少しでもできたのではないか!?と感じたことが嬉しかったです。
コンテンツマーケティング沼にどっぷり!!!!!!!