コロナ第3波のせいでKSJ名古屋大会をキャンセルせざるを得なかったので、当日読む予定だった詩を載せる[2/3]
2019年、バンドを辞めた。
バンド活動をすること自体が嫌になった訳じゃない。
バンドメンバーに愛想が尽きた。
2019年の3月、バンドを辞めた。
脱退を考え始めたのは2018年の12月。
やっている音楽自体は凄く好きだった。
3〜4分の曲を作るために、10時間前後の時間を掛けて練り上げ、試行錯誤を繰り返し、完成したものをライブで演奏する。
ただ、そのルーティンは最優先されたものではなかった。
2019年3月下旬、バンドを辞めたいと考えていた事を打ち明けた。
一度全員で集まってミーティングがしたいとLINEのグループチャットで提案した。
それに対するメンバーの反応は何も無かった。
賛成されるわけでもなく、反対されるわけでもなく、誰も何も返してこなかった。
あげく、全く違う話題にすり替えられてしまった。
2019年3月27日、バンドを辞めた。
それ以降、メンバーとの連絡手段は全て断ち切った。
2020年、コロナ禍が来てしまった。
感染者が増え続ける春頃、元メンバー達が共通の知り合い数名らとBBQをしている画像や動画がSNSに流れてきた。
ほぼ全員がマスクをしておらず、肩を組んで写っていた。
動画の中では各々が川に飛び込んだり、投げ込まれたりしていた。
脱退から1年半以上経ったが、全く後悔はしていない。