【003】みんなの信じる元気で作った元ゲン玉
1.今回これを描くまでの話。
…あの日の夜、TVに『斎藤氏が当確』とのテロップが流れた瞬間、
“民意が勝ってもーた… メディアリテラシーの歴史が動くぞ!”
そして
“まさに魔人ブーに元気玉をぶっ放すシーンやん、、、(泣”
と思いました。
…自分は元々井戸さんが好きで、大阪都想関連の印象で維新をなんとなく嫌い、その流れで『斎藤さんのこともなんとなく嫌い』…というより、兵庫県のことにほぼ『無関心』でした。
また、前回の兵庫県知事選当時(2021年)は自分は福島県人(南相馬市民)でして、“もう井戸さんじゃなくなるんか…寂しいな…”くらいの感じでもありました。
あと、当時の斎藤さん情報としては、神戸で議員やってた先輩知人のFacebookで斎藤さんを茶化してる投稿(ある種のネガキャン)からくらいだったかな。
そして昨年2023年の春に福島から神戸に戻って来て以降、地元知人に会う気力がほとんどわかず、TVやニュースもあまり見ることなく毎日を過ごしていたせいか、斎藤さんのパワハラ騒動を知ったのはこの9月中旬くらい。
そんな9月下旬のある日、某TVをなんとなく見てたら斎藤さんが出ていて。
司会者さんに職員さんが亡くなったことに対しての道義的責任?を問われていて『亡くなられたことは残念に思います。』と言いつつも、責任に関しては決して答えようとせず、その斎藤さんの頑なな態度に嫌悪感というより“違和感”を覚えたんですね。
“何故にここまで頑ななんだろう?他になにか理由があるのかな?”
何かを守ってる?…自分を?何を??みたいな。
…そんなことを思った2週間後くらいに三宮に行った時、演説してる斎藤さんをたまたま見かけて足を止めて興味本意で話を聞き、“斎藤さんて実は真っ直ぐ馬鹿な人なんかもな。よし、斎藤さんの立場になって改めて事実を調べてみよう!”となりました。
そんな中、その昔の教え子が教えてくれた神戸青年会議所で行ったという兵庫知事選候補者の公開討論会の映像を見る機会があり、“え?なんであのお騒がせN党の立花さんが神戸にいるの??(怖ッ、、、)”と最初思っていたのですが…
映像を見ていくうち、“あれ?なんか思ってたのと違うぞ??”と、徐々に見方が変わっていって、“自身の意識を変えていかなアカンくね?”と思ったのです。
>>兵庫県知事選挙公開討論会(主催:日本青年会議所兵庫ブロック協議会)
その後は『出来る限り思い込みのバイアスを一旦外して考える』ことを基本に、X(旧Twitter)でポストされてる様々な立場の方のコメントを読んだり、YouTubeで『リハック』などを見たりしてました。
2.自分にとって大きな気づき。
“そういや、そもそものこの騒動の根っこは何だ?”と調べていくうちにそう思うようになり、その過程で特に知りたくなった元県民局長の人柄を感じられる7月の記事を見つけました。
>>【申し立て後に自殺か】
兵庫・斎藤知事のパワハラ告発の元県民局長が命を絶った「深刻な理由」
(FRIDAY デジタルより)
そして、『斎藤氏反対派』と『斎藤氏応援派』とに共通項があることにも気づきました。
それは『偏向報道に対しての怒り』でした。
でも、それぞれ違うのは…
前者は『偏向報道のせいで民意が流れて負けた…(怒)』。
後者は『偏向報道のせいで(怒)、民意が勝った!』。
感じていた敵は同じでも、結果が逆。
自分はその結果が違ってしまった要因に『邪念があるか・ないか』というのも大きく関わってるような気もしました。
これに気づいたのは、兵庫県の色々を紹介している酒呑童子さんのYouTubeチャンネルの3月末に公開していたものをたまたま見かけたのがきっかけ。
>>兵庫県庁大激震!
定年退職直前の幹部職員が知事などの行為を内部告発!そのウラ事情とは?
(酒呑童子のてくてく兵庫ちゃんねる より
そんなわけでひとまず。
1.敵として見ずに、それぞれの立場になってみて
2.それぞれに事情(正義)がある(一旦自身の邪念を取り払おう!)
…ということを踏まえて考えていくと、今回の騒動の根底にあるものが見えてくると思います(伝われ)。
そういう意味で個人的にはまず、前回の知事選からの斉藤さん反対側の人たちと斉藤さん推しの人たちとの『相互理解が必要』と考えます。
その上で、それぞれに問題として思っていること・考えていることはなんなのか、元々の計画や政策の本意や真意はどういうものなのか、これまでの世代の考え方は?これからの世代の考え方は??
…そういうことを時間をかけて経緯などを追い、お互いの誤解をゆっくり紐解いていき、“大事なこと・必要なことってなんだろう”と互いに考えていける県民が多くいる兵庫県になっていくといいなと思っています。
3.この思い、みんなと鳥山明先生に届け!
自分はその昔、電車や車などの乗り物ばかり描いていた子供で、人を描くことが苦手でした。
そんな中、大好きな鳥山先生が元々デザイナーであったことを知り、デザイナーをなんとなく目指していた自分は人が描けるようになれるよう、ドラゴンボールのキャラを見よう見まねで描くようになりました。
そして結果、『オイラ、バリバリ活躍してるぜ!』タイプではないですが、得意な『描くこと』を活かした仕事がそれなりに出来る人になれました。
でも。
振り返ると…少なくともこれまで5年以上、『自ら描くこと』が全く出来なくなっていました。
いわゆるスランプ状態(仕事としてはなんとかやってた、、という感じ・汗)。
そんな渦中の今回の選挙で、なんとなく嫌いだった斎藤さんや、自分と同じように度を超えた報道に違和感を抱いているであろう兵庫県民さんたちを信じてみて。
自分自身、政治のことより偏向報道の影響やデマの撲滅の仕方に昔から関心があって、当初は『稲村さんが当選しても、投票率が高くなればそれでOK!民意票で斎藤さんが勝っていれば、きっと何かが変わるはず!』との考えだったので、あの日TV画面に『斎藤氏が当確』とのテロップが流れた瞬間、“本当に奇跡が起きた、、”と感動し、それをきっかけに自信を取り戻せたのか、久々に自ら“描いてみよう!”となれました。
でも、しばらく描いてなかったので、下絵を描くのだけでも精一杯…
なので昔と同じ見よう見まね…(汗
でもでも!
『実際にあの元気玉の時のようなことが起こったよ!鳥山先生ー!!』
(ありがとー!)
と、今は向こうの世界にいる鳥山先生に伝えたい思いもあったり。
もちろん自信を取り戻したきっかけとなった斎藤さんにも感謝。
今回の選挙前後それぞれで、解決されてない問題も多々あったりしてますけど…
『みんなの思いが集まって勝利した』
というのは『揺るがない事実』。
兵庫の未来を思ったみんなの『信じる力』で、前回果たせなかったことを今回果たすことが出来た。
それってすげーじゃん!
兵庫の未来を思ってたのに『負けた…』と思っている人。
『自分に邪念は全くない』と言いきれますか?
ちなみに自分は、鳥山先生が作品を通じてずっと伝えたかったことは『邪念を捨てよう。邪念と気付けたならば、その過ちを認めて改心しよう。そうすると、これからを幸せに過ごしていけるから。』ってことなのかなって思ってます。
なので、この絵に共感したり興味を持った誰かに、続きや広がりを思い思いに描いてもらえたら嬉しいな…
…なんてこと思って描きました。。。(他力本願、、、)
PS.バード・スタジオ関係者の皆様、こういうのは許してもらえますか…(汗
【追記】
この記事を書いて公開する前に、悲しい事件が連続して起こりました。
(なかなか描き進めれないイラストを待ってる場合でないなとか、阪神淡路大震災記事の続きを書くより先にかもか?と思い公開へ)
片方は自ら命を断ち、片方は仲間たち・同士の気付きで助かりました。
どちらも、誰かのために無理して戦ってきた、きっと人一倍正義感が強くて優しい人。
そしてお二方共に、たくさんの誰かが作り出して集まった『邪念』の大きな渦に巻き込まれた犠牲者と自分は考えます。
元県民局長もそうだったかもしれません。
そして、こんな記事書いてる自分も“その邪念の渦作りに加担していない”と言い切れません。
でも、このままではまた新たな犠牲者を産むだけ。
こんなことが続くことで物事が良い方向に導かれたことなど、これまでの歴史上『無い』と自分は思います。
もう『タヒ人にクチナシ』状態を利用して自分の主張・憶測による決めつけはやめよう。
もしかすると、これもまた『タヒ人にクチナシ』を利用してるのかもしれませんが、この記事に書いた『相互理解を進めること』こそが、亡くなった方達の無念を晴らす、最良の方法と自分は考えます。