子どもがわかる言葉をかけていますか?【子育てママ育てメソッド】
子育てママ育てメソッド第一回
子どもがわかる言葉をかけていますか?
子どもを育てるのは、興味関心、コミュニケーションが大事です。
みなさんのお子さん、保育や療育・教育場面でかかわるお子さん
それぞれの年齢や発達段階で
「子どもがわかる言葉をかける」ことは、コミニュケーションの礎となります。
「わかる言葉」の中で育った子どもは、
話しかけるといきいきとした表情を見せ、好奇心も旺盛
脳のスイッチがON!になっているような表情
反面、「わからない言葉」の中で育った子どもは
言葉をかけても、言葉が彼/彼女を通り抜けていく・・・
ノイズとして捉えているような様子をみせます
言葉は意味のある音、
その音から意味理解をして
「これから何をするのか」見通しをもったり
ルールや相手の意図を知ったり
気持ちの共有を図ったりする
まさに「意味のある音」
それが、子どもがわからない言葉をかけられることが日常化すると・・・
そこに意味を見出せず、子どもにとってはただのノイズ。
ましてや、それが叱責や非難だったりすると、不快なノイズとなります。
親子の相互コミュニケーション障害が起きてる状況ですね。
親/大人は子どもの気持ちがわからない
子どもは親/大人の気持ちがわからない
・・・どっちも可哀想
赤ちゃんのうちから「わかる言葉」をかけることの大切さを感じています。
例えば生後4か月、お散歩に行く時に
ベビーカーや抱っこ紐を見せて、子どもの手を実物に触れさせながら
(見せるだけでは認識していない場合があります。触れさせることで、「あれ?なんだこれは?」と思って、目を認識する道具として使うことが多いです。ここが後日詳しく)
「おさんぽ」(私の場合は「おんも」でした。方言??)
「おさんぽだよ、おさんぽ」「おさんぽ、いこう」
と、言葉をかけてみてください。
生後6か月ぐらいには、「あ、あのことだな」とわかってくる子が多いです。
そして1歳過ぎるころに
「んぽ!」(私の場合「おんも!」)
と言いながら玄関へ向かったり、抱っこ紐を持ってきたり
理解するだけの受け身の言葉が、要求の言葉へと育っていきます。
感激ですよね☆
その感激もつかの間で・・・1日何回も「んぽ!」言われるのですがw
お散歩が好きな子には「さんぽ」、食べるのが好きな子には「ごはん」「まんま」など、その子にあった言葉を選んでみて下さいね
私の場合が「おんも」「まんま」など、言葉が出始めの子どもが言いやすい言葉を使っていました。
着替えをする時も、拒否や泣きが出る子は少なくないですが・・・
「おきがえ、するよ」と着る服を見せて触らせながら、言葉をかけてみましょう
拒否や泣きがゼロ!とはすぐにはなりませんがw
確実によりスムーズにはなりますよ。
その際のポイントとしては、子どもの「あれ?」「なんだろう?」「わかった!」という『認識』した表情を見逃さないこと
その時に、ササっと着替えさせちゃいましょう。
わかっても泣く場合もありますw
「わかっても、イヤなのよね」な子どもの気持ちをこちらが理解してあげながら
ササっと着替えさせちゃいましょう
「ほらきもちいいね、がんばったね」とハグして、お外でも見せてあげましょうね。
このように赤ちゃんの頃から「わかる言葉」、つまり子ども目線の言葉をかけることは大切です。
何より、言葉で伝わる経験を子どもにもママにもたくさんしてほしい
「わかる言葉」が大事なのは赤ちゃん・幼児期だけではありません。
年長~小学生になっても大切です。
特に、言葉の意味「えらい」「ダメよ」がわかるようになってきた子どもの親・療育者・教育者こそ慎重にならなければいけません。
大人ぶった言葉、で子どもがわかっていないのに、言うことをきかせようとするのはやめましょうね。
「そんなことしたら、みんな困っちゃうよう」「いい子しててね」「おなかいたくなるよ!」といった言葉で、
子どもを脅迫するのはやめましょう
なんて、物々しい言い方なんでしょう・・
ですが、心底思っていることなのです。
子どもには真実を伝えましょう
おもちゃを投げているのなら、「ぶつかったらいたいいたいだから、やめてね。」(まあ大抵物を投げる理由が彼/彼女たちにはあるのですが・・・後日解説)
走り回っているのなら「おじいちゃんやおなかに赤ちゃんがいる人にぶつかったら、けがさせちゃうからゆっくりね」
それでも伝わらない年齢・発達なら「ママさみしいよ、手つないでいっしょいこうよ(^▽^)」でもw
ママがかまってくれなくて暇だから走る子も多くいますよ。
このように、「社会的にダメだから」ではなく「〇〇だから」という理論的な説明をしてほしいのです。
案外、大人も説明できなくって・・・
それって本当にやめさせる必要があるのか?
他人の目・社会の目をママが気にしすぎているのでは?
という場合もかなり多くあります。
そんなママたちは、子どもも自分も追い詰めず
子どももママもハッピーになれる方法を考えてほしいな
と思うのです
私たちって、言葉でつながれる
親子も人間関係
言葉を素直に賢く扱えたら、親子の最強のパートナーシップが産まれるのだ。
言葉を使って、子どもとさんざんラブラブしよう!
子育てママ育て専門家*Syouji
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