Aセク?デミセク?
Aセクシャル(無性愛者)を自認したものの、「私、本当にAセクシャルなの?」という疑問は抱いたままです。
Aセクあるあるの一つ目が「自分のセクシュアルに気づかない」なの、とてもよくわかります。
Aセクあるある、共感できますか?
私は10個中7個に共感しました(多いな)
私の場合、誰かに性的欲求を抱いたことがありません。
先日、好きな作家の本を読んでいて、急に気づきました。「人をセクシーだと思ったことが一度もない」ことに。
その作家は、美しい青年を描き続けた耽美な作風で、ゲイを公表していました。
ダークな美しさのある作風でとても好きなのですが、その先生とお友達の女性作家がかっこいい俳優さんの話で盛り上がったというエッセイを読んで、「あれ……この感覚、私にはないな?」と気づきました。
色気のある人はなんとなくわかるんです。肌や声や雰囲気がツヤッとしてるから。
ただ、その色気のある人が目の前にいても、ドキドキとか、好きとか、触れたいとか、結ばれたいという感覚につながらない。
「わぁ、きれい」とか「素敵」とか「かっこいいorかわいい」とは思うんですよ。
「美しいものを見られてよかった」という満足感もあります。
魅力的な人ならば、「この人といると楽しいな。心地いいな」とも思います。
異性も同性も中性の方も、他者という点ではみんな同じで、私は他者に恋愛感情と性的欲求を抱きにくいようです。
とはいえ、相手が俳優さんや付き合いの浅い知り合いだからという可能性もあります。
相手の中身をよく知らないから、セクシーだと思わないのかも。
そこで私は、「デミセクシュアル」という性的指向が気になっています。
デミセクシュアル(demisexual、半性愛)とは、他者に対して基本的に性欲を抱くことはないものの、強い愛情や深い友情を持った相手に対してなど、ごく一部の場合に性的な欲求を抱くこともあるセクシュアリティです。
――JobRainbowMAGAZINE
自分がアロマンティック・アセクシュアルだと思うより、デミロマンティック・デミセクシュアルだと思う方がなんだかしっくりくるのです。
その根拠は二つあります。
一つは、初恋と呼べるかどうかわからないほど淡い記憶。
もう一つは、交際相手を求める場合の相手と私とのスピード感の違いです。
詳しい話は少しずつ言葉にしていきます。
自分のセクシャリティを知らない誰かに向けて文章にするって、とてもデリケートな作業ですね。普通の文章を書くときの何倍もエネルギーを使います。
でも、正直に見つめて書いておきたいです。この感覚を外に出すのは、今の私にとって必要なことだと思うから。
それでは、また。
毎日読んでくださって感謝します。明日もコーヒーを飲みながら更新します☕️