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鼻中隔湾曲症とアデノイドの手術記録 #1

手術も入院も生まれて初めてのことだったので書き留めておきたくて。

私は以下3つの手術を受けて1週間入院し、先日退院しました。

アデノイド手術は大人ではあまりやらないようですがそれも込み込みで書いていこうと思います。

初めての手術&入院


手術したのは鼻中隔矯正、下鼻甲介切除(かびこうかいせつじょ)、アデノイド切除。アデノイドは切除(削った)しましたが扁桃腺には問題がないので切除していません。

まず、鼻中隔矯正鼻の真ん中を通る軟骨がなんらかの影響で曲がっていて(だいたいの人は曲がっている)片側の鼻の通りが悪い状態。

下鼻甲介切除は鼻の中の粘膜が分厚くなってしまって、これもまた鼻詰まりの要因になると。

これまでの私の鼻事情

花粉症は20歳くらいから発症してます。初めての1人暮らしで仕事がしんどくて、ストレスのやり場もなく、タバコをバカみたいに吸うようになり、花粉症を発症。(副鼻腔炎になったからアレルギー検査をしてもらった。)(もう吸っていないのにアレルギーは残る。罪深い…)

鼻が詰まっているといいことがない。ここにあげていったらキリがないんだけど…

気圧が上がると鼻が詰まって頭がぼーっとするのが常だからつらいし、夜は日によっては胸元にヴェポラップを塗り、鼻にブリーズライトを貼って(地味に高価)、アレルギー薬(処方されたものや市販品)を1年中服薬していました。ここまでしても眠れない時は全然眠れない。

あと最近はノーズピンていう、鼻孔を強制的に広げるやつも試した。結果、痛くてあまり使わず。ブリーズライトが一番効果てきめんだったけど、高価だし、化粧水や乳液をつけているとすぐ剥がれて使えなくなるのがもったいないという。

地元の耳鼻科に通っていた時も「鼻がちょっと曲がってるんだよね」と言われたけれど、内服薬と点鼻薬をもらったただけで先生もその先の事は特に言わなかったし、私もそれを聞いて当時は「じゃあどうしようかな」とか考えなかった。

それから10年後、引っ越し先でも耳鼻科にかかるわけだけど、「これは鼻中隔湾曲症です。手術しないと治りません。手術するなら紹介状を書くから」と言われてちょっと考えたけどネット上では「やってよかった」っていう感想が圧倒的に多くて、じゃあやるか、ということで紹介状を書いてもらいました。

入院手術と言えば限度額適用認定証

初めての大きな病院。外来でまず頭部CTを撮りました。

そのあと診察。手術希望ということは伝えてあったので、先生もCTを確認すると「じゃあいつにしますか?」と。

早!

私「え、もう決定でいいんですか」

先生「決定でいいと思いますよ」

CT画像を一緒に見たけど、こんなんで酸素吸ってたんか!と思うほどの鼻の曲がり方&空気の通り道の狭さ。曲がりすぎてて思わず笑っちゃったよ。

手術が決まったので然るべき機関に限度額の申請をしました。

保険の仕事をしていた経験上「限度額の発行遅い、早くして、入院費いくらかかりますか」て問い合わせが多かったので、早めの行動を意識。(タイミングが良かったのか私の証書は1週間くらいで届きました)

当時の仕事では限度額がどんな制度なのか理解しきれなかったんだけど、自分で使ってみるとなんてことないありがたい制度でした。入院費の計算もやろうと思えば自分でできるものだということも分かった。

(私の場合、クレジットカードも同じでレジ打ちしてるときにクレカの操作するのも割と苦手だった。自分でクレカを持ってみたらなんてことなかったね…)

限度額適用認定証があれば限度額+(差額+食事代)の支払いをすれば良くて、証書がなければ3割負担そのままの金額を支払って、後日「高額医療費請求書」を提出すれば本来払う分の差額が還付されるという。

アデノイド発見、恐怖のBスポット療法

そのあと内視鏡で鼻の中~上咽頭にかけて確認をしたんだけど、そこで先生が「あれ?アデノイド残ってる。わかる?このぷつぷつなんだけど…」って言われて「これを削ると炎症が落ち着いて自律神経失調症や肩こりが楽になる」とのことで、訳のわからないうちにあれよあれよと上咽頭擦過療法(Bスポット療法とかEATともいう)が始まってしまいました。(先生が本を見ながら説明してくださったので、私も同じ本を購入した。)

Bスポット療法はどんな処置かというと、塩化亜鉛を染み込ませた先の曲がった棒でさきほどのぷつぷつをササっと削るとぷつぷつは削れて、そこから出血する。出血することで変な場所が圧迫されなくなって不調がなくなるよ。というもの。これがまぁまぁっていうかかなり痛い。炎症が強い人ほど痛いらしい。

痛み止めを処方されたけど、この日はBスポット療法をされてから喉がヒリヒリ痛くて、痰がひっきりなしに落ちてくるしでとっても疲れた。

大きな病院で待ち時間もだいぶあってお腹すいた、でももうとにかく早く家に帰ろう、そんなくらい衝撃的でした。

つづく

初投稿日:2022年2月22
再投稿日:2024年11月19日