投資の専門家や証券アナリストの予測は、常に正しいのか?
昨日、Googleで「ドル円レート」と検索したら、1ドルが143円台だった。
☆☆☆
ソース↓
2024年8月27日のドル円レート
今日1円戻したけど、それでも1ドル144.38円。
いま、今年9月のFRBの0.25%利下げ観測で、ドルが売られ円が買われているのである。
円キャリー取引も終わったため、1ドルは大体140円台で推移している。
まだまだ超円安ではある。
自分はインターネット歴26年なのだが、昨日の夜少し特殊検索をした。
ふつうGoogleは信憑性の低い記事は検索表示されないのだが、色々やって検索表示させてみた。
では、Googleが嫌がった、いまから2ヶ月前の全国5大紙の記事を見てみよう。
日経平均が40,000円台に迫る勢いでイケイケドンドンの2ヶ月前に、日本の証券アナリストやプロの専門家、チーフ・エコノミストと言った人たちは何を語ったのか、チェックしてみよう。
Googleが嫌がるとはこういうことだ。
これ↓
外貨資産投資は今からでもOK? 円高リスクどう考慮
なんかもう記事タイトルからして経済学部卒でないことが丸わかりなのだが、もっと酷くなりますw。
記事内でのプロの専門家の言葉はこちら。
為替ドットコム 総合研究所 調査部長
年内は1ドル156円を中心のレンジで推移しそうw。
はいハズレー
次の方どうぞー。
ソニーフィナンシャルグループ・チーフアナリスト
はい、大ハズレー
いま、1ドル144円台です。145円越えちゃってます。
緩やかな円安に戻ってません。
緩やかな円高です。逆、ぎゃく。。
3人目、この記事を書いた日本経済新聞記者の臼田記者の作った資料。
どうぞー。
プロの経済新聞記者が作った資料
はいハズレー。
記事の一番上に書いた通り、いまの円高は円キャリー取引の終了とその後の9月のFRB(アメリカの中央銀行)の9月0.25%利下げ観測の確証によるドル売り円高。
まったく織り込まれてない。
織り込まれているって書いちゃっていいの?
織り込まれてないからいま円が買われているのに。
上司も理解してない、だから出稿OK出しちゃう、全員ハズレー。
Googleは信憑性の低い記事(間違ってたりでたらめだったりした記事)は検索表示されないけど、ワタシはインターネット歴26年ですよ。
特殊検索とかお茶の子さいさい。
結果、専門家・プロ3人全員でたらめでしたー。
全員ハズレー。ブブー
記事に出てくる3名全員ハズしてるので、仕方なく、他の記事を見てみる。
日本一売れてる全国紙、読売新聞のプロ投資家さんの1ヶ月前のコラムでも見る。
こちらー↓
一般社団法人「不動産投資コンサルティング協会」理事の投資推奨
はいハズレー。
1ドル70円から外貨建て投資信託購入して160円台で売れば、円資産激増なのは当たり前。
それをリスクとは言わない。逆。ぎゃく。
コラムの書かれた2024年7月17日に
円安でも積み立て投資は今すぐ始めよう
って書かれていたから、新聞なら信頼できるからと専門家が推奨したS&P500の投資信託を買ってしまった人はいまこんな感じ。
ファクトチェック
現在のS&P500
7月17日に上記記事でいますぐ始めよう!
って書かれていたから、専門家が推奨した(そもそも、日本の専門家は自分が推奨した銘柄どころか、投資すらしていないのだが、投資推奨だけして高給を得て、その安定収入で飯食ってる「投資しない人たち」が日本のプロ投資家・専門家なのだが)S&P500を記事が出稿された日に買うと、その後、一気に暴落が開始しw、外貨建て投資信託は基本為替ヘッジしてないからもう1ドル160円台に戻ることも、米国のヘッジファンドが円キャリー取引の再開をしないと無理のため、20年くらい含み損抱えて塩漬けになる。
塩漬けを投資とは言わない数理的な理由は、有料記事に書いた通り。
全員ハズレー。
日本の専門家・経済記者・プロ投資家全員ハズレー。ブブー
ミクロ経済学的には1ドル145円がシナリオ。
とか脳内シナリオ言っちゃう時点でアレなのだが、それ以前の問題として、もし自分が推奨した通りに為替が動いたら、脱サラしてFXトレーダーになって3日で億り人だよね。
会社に雇ってもらって安定収入得ている時点で(プロトレーダーにならない時点で)、自分の投資推奨は基本外しまくりであり、自分の推奨銘柄や為替予測は基本期待値1を下回る(50%以下の確率でしか当たらない)ことを理解しているから、自分の能力が低いことを知っているから、会社に雇ってもらって安定収入を得ているわけですよ。
毎日朝早く起きて会社に行くのはそのため。
能力高けりゃプロトレーダーになってる。仕事とかしてない。
プロトレーダーになってない時点で、雇ってもらってる時点で、新聞社の記者でいる時点で、察してください。
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(おしまい)