見出し画像

囚人のジレンマと、社会科学における人から信頼される人、魅力的な人の特徴について

昨年の夏にツイッターで絶滅寸前のうなぎを食べまくって炎上させてる人がいた。


☆☆☆


ネット炎上は一般的に自分のイメージダウンという損失より、知名度上昇という利益のほうが大きい。

炎上すればするほど本が売れる。そのためみんな炎上を狙う。がんばる。

それは良いのだが、うなぎを食いまくっていたのは元科学者の藤沢数希さんだった。私が尊敬している人だ。


彼はツイッターで、ゲーム理論的にうなぎはもうすぐ絶滅するから、いまのうちに食べておけ。

と仰っていた。

私は知能が低かったから(いまも低いが)、当時、その言葉の意味を理解できなかった。


世界一売れてるマンキュー経済学にはゲーム理論の項もあるのだが、読んでもその社会科学の使い方が自分にはわからなかった。

先月、逢沢明さん著書の「戦略思考を磨くゲーム理論トレーニング」を読破して、やっと絶滅危惧種が確実に絶滅する社会の法則性が理解できたため、ここにしたためておく。

藤沢さんはゲーム理論における囚人のジレンマを使っていたのだ。


囚人のジレンマによる社会の不幸についてツイートしていたのだ。

囚人のジレンマとは何か。

ここから先は

3,932字 / 4画像

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?