記事案内と自己紹介
こんにちは。ゲーム業界の流通を中心に調べている初心カイと申します。調べて把握できた内容を記事にして公開しています。
すべて無償公開ですので、気に入った人だけ購入してください(すみません。一つだけネタ記事がありましてそれだけは期間限定無料公開です)。最後に感謝の文字が書いてあるだけなので、無理して購入していただく必要はありません。購入して届いたお金はまた次の資料を手に入れるのに使わせて頂きます。
これらの記事はどこから読んでも楽しめるようにしてあります。時系列ごとに読んでいくと、大まかな歴史の流れがわかるようになっていますが、お好みで読んでいただいてかまいません。
ですが資料には矛盾点が多く、当時の業界人ではない私が全てを読み解くことは不可能です。そのためこれらの記事はあくまで「娯楽を主目的とした読み物・物語」と思って頂けると幸いです。
記事の紹介は以下の通りです。
判決文を読んでみよう! ─エムブレムサーガ編─
みんな知っているけれど、以外に中身を知らない「エムブレムサーガ」裁判。その判決文を読んで、どういう経緯があって裁判に至ったのかを解説した記事です。
「ゲームの歴史」を読みました / PS1に任天堂のDNAは宿っているのか?
「ゲームの歴史」(岩崎夏海・稲田豊史共著)に書かれていた内容へのツッコミと、スーパーファミコン付属CD-ROMとプレイステーション1への歴史について書いた記事です。
魂を受け継ぎし者達の物語 ─悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲─
不朽の名作、かつメトロイドヴァニアというジャンルの生みの親である月下の夜想曲のゲームレビューです。もちろんその開発の背景まで辿った記事です。
特別編 ファミコンカセットのライセンスの歴史を調べていったらおかしなことに気がついた
ファミコンのカセットには任天堂生産と自社生産の二つがあるのですが、それを色々と探ってみると微妙に公式が語っている歴史と違う内容が浮かび上がってくる……? という謎を追いかけた記事です。この記事は下のナムコvs任天堂を読んでいると、より楽しくよむことができます。
二大企業大激突! ナムコvs任天堂
ナムコと任天堂。この二社がかつてファミコンのライセンスを火種にバチバチにやり合ったことがある事件を、その前後まで含めて描いた記事です。
ウルトラマンZのセブンガーが最高な理由について
箸休め的記事です。セブンガー可愛い。
3DO -誕生から崩壊へ至るまでのクロニクル-
世間一般的にはあまり知られていないけれど、特定の年代には非常に知られているハード「3DO」。その歴史と背景を調べた記事です。
「コナミの商標登録問題」のあとしまつ -暗黒メガコーポの誕生とその背景-
2000年、ネットを騒がせたコナミの商標登録問題、その背景に何があったのかを解説する記事です。なお、追補版として当時特許侵害としてコナミに訴えられたジャレコ側の証言も解説してあります。
太閤立志伝シリーズが歩んだ大いなる歴史について
コーエーが誇る神ゲーシリーズ太閤立志伝について、かけるだけかいたゲームレビューです。30年一緒に歩んできたゲームバカの叫びみたいなものです。
十割そばと、二八そば
たまに書くエッセイ的内容な記事です。リラックスしたいときにでもお読み下さいませ。
絶対に教科書に載らない桃鉄の(ついでにコナミとハドソンの)歴史
意外に知られていないコナミとハドソンの歴史を纏め、桃太郎電鉄が出る出ないのすったもんだの背景を解説している記事です。なお現在、もっとも反響があった記事です。
もう一度立ち上がれ、Xbox -再建者フィル・スペンサー-
Xbox部門の現責任者、フィル・スペンサーとXboxの現在に至る歴史について書いた記事です。
「読解する筋力」という概念について
エッセイ的記事です。肩の力を抜いてお読み下さい。
巨大電機メーカーの意地 -NECが歩んだゲームと半導体の軌跡-
ゲームと関わりが深い電機メーカーNECの歴史をまとめてあります。PCエンジン以外の内容のほうがメインです。
任天堂の社長になってしまった男 -君島達己-
2015年から2018年まで任天堂の社長を見事にこなして見せた君島達己氏の経緯を、想像と思い込みで穴埋めして物語にしたためた記事です。
任天堂の社長になれなかった男 荒川實
Nintendo Of America最初の社長、荒川寛氏に焦点を絞り、任天堂のアメリカ進出がどうなされたか、NOAがどのように大きくなっていったかを、セガなどを絡め書いています。
真・初心会興亡記
かつて存在していた流通組織「初心会」。イマイチ知られていないその実態に対してまとめた記事です。以前はてな匿名ダイアリーの方に投下した「初心会興亡記 -かの大帝国は如何にして一夜で滅んだか-」に新情報を追加して整理し、さらに加筆して大幅に作り直した、いわば完全版です。旧版を読んだ方でも楽しんで頂けます。
歴史に名を刻め セガ サターン流通改革の裏事情
サターンに至るまでのセガのコンシューマゲーム流通事情と、サターンで行った流通改革事情をまとめています。問屋をまとめあげ、初心会の幹部格である松葉屋を引き抜こうとした話などが載っています。
そして革命は終わった -プレイステーション流通革命の真実-
サターン同時期のプレイステーション流通がどのように勝利したか、そしてどのように流通革命が失敗し変化せざるを得なかったか書いています。後半部には中古を巡ってのメーカーと小売との対立も。
夢、見果てたり -セガ ドリームキャストの敗北-
サターンの後のセガの流通改革と、ドリームキャストが如何にして敗北していったのかを解説しています。セガの小売価格強制やIT化なども。
ファミコンと任天堂を支えたもう一人の天才 -進藤晶弘-
あまり知られていない元リコーの技術者、進藤晶弘氏がいかにファミコンに携わったか、その後どのような流れでメガチップス社を立ち上げ、そして任天堂と再び仕事をするようになったかを解説しています。
パッケージとダウンロードと小売の不思議な関係と、現在のゲーム市場について
リクエストがあったため即興で書いた記事。タイトルの通り、現在のゲーム市場の小売店についての解説記事です。
なぜスーファミ時代、新作ソフトが3割引で売られていたのか
初心会最盛期であるスーパーファミコン時代、小売店は実際にどのような状況に置かれていたのかをより踏み込んだ記事です。
「金のマリオ像」とはなんだったのか -任天堂エンターテイメント-
かつてゲーム屋で見かけることができた金のマリオ像。あれはいったいなんだったのか、その仕組みと背景を解説した記事です。
過去のゲーム業界を語る難しさについて
たとえインタビューにて開発者が実際に話した内容でも、まるまる信用することが出来ない……という事情を解説した、いつもとちょっと毛色が違う記事です。
なぜ町のゲーム屋はどんどんなくなっていったのか?
2000年から起きた町のゲーム屋の大量閉店。その原因はどこにあるのか、流通の構造から見て解説をした記事です。
ゲーム業界本に潜む不思議?な記述
大量にあるゲーム業界本。そこには著者の思い違いやそもそもゲームに詳しくないがために起きたトンデモ記述が眠っているのです。そうした記述をわざわざ引っ張り出して日の光を当てた特別記事です。これだけ有料記事です。
PS5の品薄とコンシューマゲーム機の生産効率についての一考察 -転売ヤーは如何にして爆発四散させるべきか-
現在のコンシューマゲーム機を取り巻く状況と、転売ヤーとの関係性を調べた記事です。PS5が買えない理由も書いてあります。