川島緑輝/使用ベース
川島緑輝とは
川島緑輝とは、京アニが製作した「響け!ユーフォニアム」という、吹奏楽をベースにしたアニメ(小説が由来)に登場するコントラバス奏者である。名前は、緑輝(サファイア)だが、彼女自身は「みどり」と呼んでほしいようだ。
なぜコンバスなのにエレキベースなのか
吹奏楽では、クラシックやポップスなど様々なジャンルの曲を演奏する。そんな中、基本的に低音域担当として、コントラバスが使われている。しかし、ジャズやロックなど、原曲にエレキベースが使われている場合は、コンバス奏者はエレキベースを用いて演奏することが多い。
例えば、「響け!ユーフォニアム」2クール目の第7話「えきびるコンサート」にて、「宝島」という曲で、緑輝がエレキベースとして演奏していた。
コンバスとエレベでは、右手の使い方は若干違うが、運指は一緒なので、どちらも同じように演奏することができる。
使用ベース
では、緑輝が使っていたエレキベースはどんなものだろうか。それが次のとおりである。
ーーYAMAHA BB424 レッドメタリック
なぜYAMAHAのエレキベースなのかというと、YAMAHAが提供しているためである。そのため、このアニメで登場する楽器は、ほぼすべてYAMAHAが製造している楽器だ。
この楽器の特徴は、ストリング・スルー・ボディ。ベースのボディの裏側から弦を通し、弦の振動を効果的にボディに伝えることができる。一般的には、ボディに対して90°に弦を通すのだが、これは45°で弦を通している。この45°という数字が、ボディに効率的に音を伝える秘訣となっている。
また、ネックには5ピースネックを採用している。1本の木材でネックを作るよりも、5本の木材を組み合わせて作ることにより、強度に優れたものとなる。これにより、ネックの反りやねじれを防ぐことができる。
ここまでBB424の特徴を紹介してきたが、実はすでに生産終了しているので、入手が難しい。
そこで現在入手可能な、BB424の最新版がBB434。
ーーYAMAHA BB434
ヤマハの楽器は基本的に型番を見ると、楽器の特徴がわかる。
BBは、「Broad Bass」という意味。幅広く使われるベースと言う意味であろう。一番左の数字は、グレードを表しており、Pro、700番、400番、200番と数が多いほど位が高いことを示している。一番右の数字は、弦の本数。4弦ベースならXX4番、5弦ベースならXX5番となる。
そんなYAMAHA400番台のベースは、ミドルレンジであり、エントリーモデルとして最適である。
400番台は、今でも存在しているが、川島サファイアの色のベースはBBシリーズには存在しないのが注意点だ。ただ、200番台であれば、赤基調のものは存在している。
アニメは今年で5周年
「響け!ユーフォニアム」は製作がスタートして今年で5年になる。映画は4本、アニメは2期製作されており、アニメ3期の製作が予定されている。
5周年記念として、主要登場人物4人のキャストインタビューリレーが行われている。緑輝役の豊田萌絵編のインタビューがあるので、こちらも注目である。
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