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本を買う、餅を喰らう。

人生に迷うと本を買ってしまう。そんなときはないだろうか。

わたしのお金の使い方はかなりシンプルだ。人生が充実しているときは趣味に全振りしてしまう。ライブのチケット、アーティストのグッズ、推しの作った洋服、ポケモンカード。

人間関係もうまくいっていて、悩みの"な"の字もないときは、そんなものにお金を使ってしまう。恐らく、より自分をよく見せようとしているからだろう。ライブになんて行かなくても生きていけるし、グッズなんてもってのほか。ポケモンカードなんてただの紙切れに過ぎない。まぁそれは紙幣も同様にいえることだけれど。

お金を使っているときは、脳が麻痺してしまう。生活に余裕なんてないのに、クレジットカードの請求に毎月苦しめられているのに。なぜか余計なものにお金を使ってしまう。一時はお金を使いたくないと、現金を持ち歩かなかったり、逆に、キャッシュレスを封印した生活をしていたときもある。それでも頭の良い(頭の悪い)わたしは、ポイントを使ったり、どうしても必要だからとこじつけで自分を納得させて、気がついたらそれは1週間も立たずに使わなくなっているものだってある。

年末年始、実家に帰るとむしろお金を使う機会がまったくない。ご飯は家で食べられるし、YouTubeやゲームで暇を潰せるから、想像しているより時間があっという間に過ぎていく。また、今住んでいる家よりも、実家の周りのほうが何も無いから、行くとしてもブックオフくらいしかない。

実家で時間ができたら、ふと、人生のことをよく考えてしまう。常に考えなければならない問題なのだけれど、東京の忙しない生活ではそんなことを考える暇が無い。

そこでお金の使い道は、書籍に流れていってしまう。

自分自身、特段まずいと思っていることではない。理系脳で数学・物理をバリバリやってきた自分にとっては、「文章を読むこと」自体珍しく、ふだん働いていない脳がぐんぐん動いているような気がする。それにしても、小説みたいな長いものは読めない。読み物はだいたいエッセイかビジネス書。それかお金の使い方か持ち物の減らし方の本。

年末年始に思考を整えたところで、ふだんの生活に戻ったら、すべて忘れてしまうだろう。いつでも読むだろうと思ってKindleに入れた書籍も、次開くのは3カ月後くらいになるかもしれない。

まぁでもそうやって、チケットやグッズといった「消費するもの」にお金を使わずに、本のような「知識として残るもの」に浪費する時期があってもいいのかも。と思って、今はこの本を読んでいる。

今年もよろしくお願いします。

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