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スケッチがつながっていく

こんにちは、ヨシコ.Nです。
年末ですね! 今日は大晦日。
大掃除の予定が入る隙間がないのでそんなにやることもないはずなのに、なんとなく気忙しい日々を過ごしています。(実際は年賀状作りに追われている訳ですが……)
とは言え年始は何か美味しいものでも食べたいなあと思って、先日家族で買い出しのため京都まで出かけてきました。お昼には新京極で蒸し寿司をいただいたんですが、あったかくてフワッフワのちらし寿司が美味しかったです。
昔は冬になっても蒸し寿司なんか進んで選ぶメニューじゃなかったんですけど、いつの間にか食べたいなあって思うようになりました。
美味しいと思えるものが増えて、いい傾向です。

スケッチがつながっていく

さて、みなさん、スケッチするのは好きですか?
私はつい最近好きになりました(笑)
スケッチとか、クロッキーとか、絵を描いてる人だったらやったことある人は多いと思います。練習としてだったり、制作の過程としてだったり目的はそれぞれだと思いますが。
今年1年を通して、スケッチっていいなあ、楽しいなあと思えるようになってきたので、今回はその話をしようと思います。


そもそも苦手だっていう話

私は元々スケッチやクロッキーが苦手な方です。
学生の頃は日本画を勉強していたので、スケッチやクロッキーってめちゃくちゃ大事って言うか基本的なことだったんですけど、苦手でした。
すぐに本制作に取りかかりたくなっちゃうんですよね。クロッキーやスケッチをたくさんして、そこからどういう絵作りをするか考えて小下絵を作って実寸大の下書きを作って転写して……という丁寧な制作ができない。
例えば「動物」がテーマの課題が出たから、動物園に行って好きな動物をスケッチする。動物なので当然動くわけだから、たくさん描く。描かないと中々形も捉えられないし、その動物らしさを描けない。
と、いうことは頭では分かってるんですけど、ある程度描いたらもう本画にしたい。でっかい木のパネル作って紙を水張りして描きたい。
ちょっと落ち着けって思いますね(笑)
周りの同級生はみんなたくさんスケッチやクロッキーをしてました。別にスケッチの量にかかわらず作品作って課題提出できてたんならいいんじゃない? と言われればそうなんですけど、あの頃からずっとなんで自分は全然スケッチできないんだろうって思っていました。描くのは楽しいし、大きな絵を描くと達成感もあるけれど。なんとなくすごく浅いところで力技だけで仕上げているような気がしてならなくて。なにかしらの作品をここまでに仕上げないといけないのに、全然どういう絵にしようか思いつかない時、やっぱり下準備をサボってきたからなのかなあという気持ちがよぎったり。
この気持ちは学校を卒業してからも絵を描いていく中でずっと持ち続けてきました。

好きになってきたかも?

ずっとそういう気持ちはありつつも、いきなりせっせとスケッチやクロッキーができるわけでもなく。じゃあなんで好きになったのか。
多分、ジェスチャードローイング、略してジェスドロを始めたのがきっかけかなと。
ジェスドロ、友人がやっていて教えてもらったんですよね。こういうのがあるよって。最初はジェスドロパーティーさんの動画をなんとなくやっていたんですけど、専用のSNS上でタグがあったり、オンライン講座を受けてみたりするうちに、なんとなーく同じようにジェスドロをやっている人たちと気配を感じ合ったり、運良くお話しできる機会が増えて来まして。
そんな中で出会ったのが「カフェスケッチ」でした。

カフェスケッチとは?
街中でその辺にいる人たちをスケッチすること。
*カフェである必要はない。
海外のストーリーアーティストの方々が、カフェで注文したものが運ばれてくるのを待つ間に周りの人たちを描いている……と言うところから「カフェスケッチ」という言葉(?)ができたという説もあるようです。
が、意味合いとしては「街中でその辺にいる人たちをスケッチすること」です。

その辺にいる人たちをスケッチする、というのは学生時代にも勧められていたんですけど、当時は全く意欲的ではありませんでした。
でも、今やってみるとこれが楽しい!
その辺にいる生身の人間を描くって、ほんとにそこでなんかやってる人が描ける! なんかやってる、とかじゃなくても、あそこにいる人の服装すごいかっこいいな! というきっかけからでも描けるし、描くと達成感があります。
なんで昔は気づかなかったんだろう……。
(それはまだそれに気づく時じゃなかったからですね。多分)
最初は取りあえず人ばっかり描いていたんですけど、楽しくなってきたので最近は街並みも一緒に描くようになったりしています。

最近のスケッチ。お店に入っていく男の人。

今やってるカフェスケッチは作品を作るためというよりは、もうスケッチすることがゴールというか。
もちろん描いたものから別の作品になることもあるかなーとは思いますが、とりあえずスケッチすることを目的として描いています。目的がシンプルだと、次へ次へとテンポよく描いて行ける気がしますね。ジェスチャードローイングを知ったことで、完成度は高くなくていい精神が改めて自分の中にインストールされたのもいい傾向だと思います。

つながっていけばいいなあ。

冒頭でスケッチが好きになってきました、と書きましたがまだスケッチを作品につなげることはできていないです。
何か作品を作るためのスケッチも大事な過程だとは思うんですけど、それだとスケッチがゴールじゃなくて、まだその先を考えないといけない。
そういうやり方がまだ自分には早いのか、またはそういう過程を必要としない作品を作っているのか。スケッチはスケッチで完成、本制作は本制作で完成、とした方が自分には合っているんだと思います。今はね。
せっかく昔よりスケッチの楽しさが分かってきたんだから、もうしばらくただ単にスケッチたのしい―! の精神でやっていこうと思います。
スケッチ楽しいってだけでも、描いてれば絵を描く糧になっていくんだから、なんかお得ですよね(笑)
あと、いろんな人のスケッチを気軽に見られる今の時代も環境としてはいいのかも。自分が楽しいと、他にもスケッチをしている人のことがよく目につくようになってきて、いろんな人のスケッチを見てまた自分もやろうっていう気になるので。
(Xなんかでカフェスケッチやスケッチのタグで検索すると、たくさん出てきますからね)

来年もスケッチ続けていきたいなあと思っているんですが、スケッチのまとめ本も作ってみようかな! と思っています。元々本という媒体が好きなのもあるんですが、いろんな人のスケッチ本を見ててめっちゃうらやましくなったので。
こういうのもまたスケッチが別のものへつながっていくひとつの形ですよね。まずは今まで描いたもののスキャニングからやっていこうと思います。

さいごにおすすめ

最後にカフェスケッチとは何ぞや? とかその楽しさをまとめてくださっている記事をリンクしておきます。
お二人とも私が日ごろからいいなー!と思っている作家さんです。
文章もすごく読みやすいのでこちらの記事もぜひ。
注:ステマではありません。ステマになるようなインフルエンサーではないので……。なにもインフルエンスできない(使い方が合っているのか)

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