【駆除・狩猟】鹿ちゃんニュース2024/12/05

記事は2024年の8月ですがエゾシカの捕獲頭数とこれからの捕獲計画についてです。

【記事読んでない人用】

過去最高の15万頭近くの捕獲があったものの生息数は1万頭ほど増えている見込みだ。捕獲計画の8割程度だったという予測です。
これからはメスの捕獲を強化したいということ、ハンターへの報奨金を上げたり、食肉加工場に持ち込むと上乗せていくという捕獲強化を考えています。


ということで今後は捕獲する事のメリットが増えるよ!ということですね。でも鉄砲の弾代とかガソリン代とか日頃の経費がかかるわけで獲れたからと言っても大きくプラスになるかは微妙ですね。
そこで解体場、加工施設に持ち込んで食肉やペットフードにすることで販売して更に利益を上げていくことが必要となるでしょう。
ましてや国が方針として加工施設への持ち込みで上乗せできるということなので国家レベルで支援することを示しています。
まだまだこれから拡大する可能性もあるし、成功事例を見せつけることでより一層の支援を期待できるでしょう。ハンターからのアピールも大事ですよね。

現在は敵対しているような状況にも見えてしまう、クマへの射撃で鉄砲取り上げられた問題があるので協力関係をもっと築いていきたいですね。
少なくとも猟友会が趣味の団体だという状態に完全に切り替わっていないので、今はちゃんと駆除や鳥獣被害の防止で協力する関係であるべきだよね。

駆除だけじゃなくてその後の導線を整備する必要がある。
加工処理施設を設置する場合や一時保管庫を用意して溜まったら役場でゴミ処理場へ持ち込むという手法がありますよね。減容化施設もありますね。
国の動きを見ていたら加工処理して食べられるようにするのがいいのでしょう。施設の建設補助はありますが、食品として流通させるルートがありませんので自己開拓になります。農協のような組織が近い将来できるかもしれませんがそうなった場合に養鹿牧場などの方向転換が起こり得るでしょう。安定供給が求められるので。
それはまた駆除とは少し違う形になり、野生の鹿を囲っておくことでストレスも大きく掛かりそう。いいことなのかまだ判断つけられません。
「養鹿牧場の実態を知ってる方情報ください」

加工処理施設での問題は運営母体や地域との連携だと思います。あとは対応できる人材がどの程度居るのか。それによって受け入れられる個体数が変わってきますし、余力を持って居ないと継続が困難になってしまう。そういったところへの補助や支援はないので商売として成り立たせることで雇う形を目指さないといけないのです。

販路を拡大しつつも商品価格を無駄に下げずに高品質な状態で販売するという路線を確立したいと思います。そうするためのブランディングはとても大事でおしゃれさとジビエっぽさをしっかり用意しないといけません。
世の流通量を見るとカレーやジャーキーが多くなります。ジビエ臭さを消すことができて、保存が効くから。猟師の知り合いからもらった肉が臭かったという苦手意識を払拭する必要もあります。
ただ、流通を考えるとどうしても低価格を目指す必要も感じられます。部位なのか、廉価販売をする部門を設置するのか様々なルートが考えられるのですがそれは捕獲数との兼ね合いとなるでしょう。できるだけ無駄を、つまり廃棄を減らすことが大事なので。

そう考えるとペットフードや骨皮の利用も考える必要があります。ペットフードなら食品加工工場と同じラインで作っていても問題ないというかむしろそれくらい基準の高いところで作ってますというアピールにもなる。強みでもある。

骨で言えば、頭骨は利用価値が高いがメスや角のサイズによってなかなか難しいのが問題としてある。
皮についても専門で対応しないと行けないので設備投資も含めてハードルは高めだと思われる。まずは小規模でもいいからやっていく必要はあるだろう。

捕獲頭数が増えているが、生息数も増えている現状でハンターが稼げる職業にならないことには人口を増やすことも難しい。趣味の範囲で貢献できるのは一握りの人間だけだからだ。異常な執着や欲求が高くないと続かない。専業で頑張れる人間とその環境を整備していくのがきっと大事なのだ。
どういった人たちが関わって行けるのか、関係人口を増やしていくことが大事なのだろう。それが当面の目標だ。


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