母の手作りプリン
夜中、家に帰って冷蔵庫を開けると、
大きなパッドにたっぷりのプリン。
母がプリンを作ったらしい。
「卵、牛乳、生クリーム、砂糖だけなのに美味しくできるの、すごいよねぇ」
前回、家で手作りプリンを作ってくれたのは、5年、10年…もしかしたらもっと前かもしれない。
でも、すごく嬉しかったので記憶に残っている。
そのときも、家の中で一番大きいお皿で作ってみんなですくって食べていた。
私はいつも取りすぎて「人を思いやる心はないのか!」と怒られる。
大きなプリンを食べることは、何回実現してもずっと私の夢。
久しぶりに食べてみると、なんでこんなに美味しいの?ってくらい美味しい。
オーブンで3時間じっくり熱を入れたから
表面は少し固め、中は口どけなめらか。
家でここまでのものが作れるなら、
そこら辺のプリンなんか買わないで、少し頑張って作った方がいいんじゃないかと思う。
特別でない日に、子どももこんなに大きくなったのに、
「牛乳余ってるし」ってプリンを作りはじめちゃうのは
私の親ながらいいなぁ。と思いながら深夜に完食。