お尻がみるみる赤く…

晴れて痔の手術を行い退院したわけですが、傷は完治したわけではありません。
先生曰く、完治には1ヶ月〜2ヶ月かかる、とのことでした。正直ナメてました。自分はまだ若いし、2週間くらいで完治するだろう、と。

これを書いている時期は術後4ヶ月でしょうか。
今となっては術後のあの忌まわしい日々もいい思い出。。。

タイトルの通り、お尻が赤くなった話も含めてさせていただきます。

まず、術後は良好でした。
退院して、家で排便も順調にできて、あれ?これすぐ治るんじゃない?と思っていました。

ちなみに術後は血も出ますし、筋肉ももとに戻っていないので汚い汁のようなものが出てきたりします。そのため、ガーゼやオムツなどでパンツにつかないように指導を受けていました。

退院後も通院し、適宜ガーゼをもらったり、抗菌の薬をもらったりしていました。

そして術後の受難はすぐに始まりました。
傷が広がるなどではなく、軟膏を塗ったり、ガーゼをお尻にあてたりすると、お尻が荒れるのです。

どのくらいかというと、本当にお猿さんのように真っ赤にかぶれてしまい、なおかつ肛門には術後の傷があるというどうしようもない状況。
しかも、歩くと擦れる。トイレットペーパーやガーゼを挟んでも擦れる。
擦れる擦れる擦れる。。。。
こんな日々が1ヶ月は続きました。

肌荒れの薬、術後用の薬を朝と夜のお風呂後に塗っていましたが全く良くならず、薬で擦れているのだろうとお尻に扇風機をあてて乾かしたりもしていました。

そしてもちろん、ナプキンも使いました。
私は卑怯にも、息子を連れてドラッグストアへ行き、あたかも妻のナプキンを買うように自分の術後用のナプキンを手に入れました。

正直、このナプキン体験は自分にとって、考え方の幅を広げるとても素晴らしい機会だったので別の機会にも書きたいと思います。

ナプキンは快適でした。だが荒れは抑えられない。

そんなとき、息子と目が合い、生後からの記憶がフラシュシュバックしました。

そうだ、ベビーパウダーだ。

これでした。基本的に肛門周辺が湿ってきたりしたらウォシュレットで汚れも流し、ベビーパウダーでさらさらにする。この繰り返しで肌荒れは減り、どんどん良くなりました。

ただその間1ヶ月くらいでしたね。
ベビーパウダーは仕事にも持っていき、トイレに行くたびパフパフしていました。トイレが赤ちゃんのような匂いになっていたかもしれません。

痔術後の自分が助かったアイテムは、
ベビーパウダー
ナプキン
ウォシュレット
扇風機 
お風呂に入浴
あとは時期も大事かもしれません。
夏場は汗かくので荒れるかも。

やはり肛門科卒業までは2ヶ月程度でしょうか。
現時点で4ヶ月経っていますが、今まで以上に肛門を何よりも大切にしています。
そして排便は朝に一回のみ。これは食生活含めて意識を変えれば習慣も変わりました。

肛門でお悩みの方、体験ベースでのお話となりますが、いつでもお話させていただきます。
肛門科卒業の日、いつにも増して外来が混んでおり、ある患者様とお話しました。
その方は初めての受診でした。自分の経緯を話すと、すぐに心を決めたようで、感謝の言葉をいただきました。

少しでも肛門で悩む方のお力になれればと思います。
痔に関しては完治で完結してしまいますが、その後についても書きたいと思います。

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