綺麗な文字の書き方(74)【ハライの方向を微妙に変えてみる】
漢字の中には一文字の中で「左ハライ」が複数あるものがあります。
部首で言えば「ぎょうにんべん(行)」だったり、「さんづくり(杉・影)」だったり、
漢字で言えば太陽の「陽」だったり、「愛」だったり。
同じ左下へハラっていくものですが、
それを「意識して微妙にハラう角度を変えてみる」と良いです。
同じ理由で「右ハライ」もそうで、
この場合は一文字の中ではなく、
例えば「渡辺」という名字があった場合どちらも右ハライがありますが、
それぞれの右ハライの角度が同じにならないように、微妙に変えてみる。そういうクセを付けてみる。
単調にならないように、意識して変化を付けてみるようにする。
必ずやらなければいけないわけではありませんが、
連続する「ハライ」の方向を微妙に変えてみるだけでも変化が出て美しくなります。
地味で言われなければ気付かないコトですが、
そういった部分を分かって書くことが、美文字に書く本当のポイントかもしれません。
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