綺麗な文字の書き方(60)【普段の練習も、目的を持って行う】
綺麗な字を書けるようになるために…
と、日々古典をにらめっこしながら練習していますが、
「目的を持って練習する」
という事も大切です。
古典にしろ何かしらのお手本にしろ、
そこに書かれた字をよく観て、筆の動きを想像しながら書くことがとても大事ですが、
さらにそこにプラスして、
「与えられた空間に収めて書く練習」
をする事はもっと大事です。
例えば多くのお手本は漢字だけだったりしますが、
お手本の漢字を5文字抜き出して、
半紙の中に上手く配置するように、収まるように練習する。
また例えば、言葉として抜き出してみて、
その言葉を自分で決めた紙の範囲の中に上手く収まるように練習する。
一口に練習するといっても、一文字一文字を綺麗に書けるようにするだけでなく、
・複数の文字を
・決められた範囲に
・上手く収まるように訓練
という3つを意識してやる事の方が重要です。
署名する時もあらかじめ決まった空間に名前や住所を書いたり、
お祝い袋に書くときも小さな短冊の空間に綺麗に収める必要があります。
練習する時にこの
「定められた空間に上手く配置して書く」
という訓練を行うこと。
やっていなければぜひ練習の中に取り入れていただければと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?