綺麗な文字の書き方⑬【読んでもらう字、見てもらう字】
読んでもらう字、見てもらう字、
とはどういうことか?といいますと、
文字はそもそも、自分以外の相手に何かを伝えるための道具なわけですが、
「自分」と「相手」がいて、
言いかえると「書き手」と「読み手」がいます。
相手という「読み手」に何かを伝えるために文字を書くわけですが、
自分という「書き手」は、ついつい、
自分勝手に、好き勝手に書いてしまいがちです。
好き勝手に書いてしまうので、
何て書いているか分からない・・・ということにも繋がってしまいます。
相手に何かを伝えるため。
読んでもらうため。
に文字を書くわけです。
なので書いた後はどうなるのか?
どう読まれるか?
といったことまで想像して書く。心がけることが大切です。
字は書いた瞬間から、書き手から離れて情報を発信しだします。
私が書道展に出す字を書く時によく言われたのが、
「字は一方通行である」
ということ。
読むということは、話すことと違い、
言葉のキャッチボールができません。
書かれたものに対して、どう読まれるか?
という事まで想像しながら書くことも大事なことです。
これは単に美しく書く以前の話でもありますが、
美文字に書く上でも大切な事だと思います。
書く内容にしろ、書きぶりにしろ、
どう読まれるか?見られるか?
そういう事を考えながら書く事も外せないポイントだと思います。
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