守拙

都内の大学に通う一学生(文系)。暇を持て余しているが、暇であることに誇りを持っている。…

守拙

都内の大学に通う一学生(文系)。暇を持て余しているが、暇であることに誇りを持っている。趣味は読書。おもろい本なら分野問わず読む。一応主な関心は社会学、歴史学、哲学。

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【書評】 『存在の耐えられない軽さ』✖️『物語の哲学』

こんな異常に長いものを普段から書く気はさらさら無いですが、参考までに。 序論この記事では、ミラン・クンデラ著『存在の耐えられない軽さ』(以下『存在』と表記)を野家啓一著『物語の哲学』を補助線として読解する。『存在』における一つの中心的なテーマと言える「軽さ」と「重さ」は、野家啓一の「物語」という概念を通じて統一的に理解できるように思われるからである。以下ではまず野家啓一の「物語」という概念がどのようなものかを概観したうえで、『存在』においてその「物語」がどのような形で表れて

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      自己紹介 どーも、こんにちは。守拙と申します。書評、してみようかな。まるで僧侶かのような名前ですが、これにはちゃんとワケがありまして。「拙を守る」という言葉、なんでも漱石が好きな言葉だったようで、不器用なまま愚直に生きる、的な。 都内の大学で学生をしております。書評をするくらいなので、読書は大好きです。文系ではありますが、理系も嫌いなわけではないです。理系の本も全然読みます。どんな本を具体的に読むかはおいおいわかるはず。 思想信条仰々しい見出しからは想像もつかないかもしれま

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