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劣等感で成長する

アドラー心理学シリーズ 基礎②

【劣等感と優越性の追求】


前回はアドラー心理学の『ライフスタイル』について書きました。


今回は『劣等感と優越性の追求』について書こうと思います。

【劣等感】


劣等感とは、他者や理想の自分と比較して劣っていると感じることです。

アドラー心理学では劣等感を「宝物」と言ったりします。

「劣等感が宝物ってなんやねん」と言う勿れ笑

劣等感を感じるから人は成長するのです。

「弱いから強くなってやる」

「成績が悪いから賢くなってやる」

劣っている自分を克服することで成長するのです。

だから健全な人は劣等感はどんどん感じれば良い。



問題かなと思うのは、少々お病みになられている方々。

劣等感を克服しない、努力を避ける『劣等コンプレックス』『優越コンプレックス』を抱えてるケースです。

劣等感を感じた時に「私は◯◯だから出来ないんだ」「◯◯だから劣っているんだ」と原因論(フロイト)を用いて課題から逃避します。これを『劣等コンプレックス』といいます。(ウジウジしてるイメージね)

優れた過去を自慢したり、嘘の成績や年収を伝えたり、本気を出せば出来るんだと誇張する心理を『優越コンプレックス』といいます。(いますよねオジサンに多い気がするw)

この傾向の人たちは、成長する努力をするより逃げる努力をする。

まぁその方が楽だし、出来ない自分や克服できない自分を目の当たりにして傷つかなくてすむからね。逃げたくなる気持ちはわかる。



『劣等コンプレックス』の人も『優越コンプレックス』の人も共通して自己受容が出来ていない。だから常に不満がある。怒りがあり、悲しみがある。自分を嫌いだと思っている人も多い。



劣等感は立ちはだかる壁です。

壁はその人の課題です。

その課題にどのように取り組むかで『ライフスタイル』が見えてくる。

壁を避けようとする人は、他のあらゆる壁を避ける傾向を見せる。

壁は人間関係にも立ちはだかるのですよ。(人間関係の課題については、またまた別の機会に書きます。)

壁を避けるライフスタイルの人は、勇気を失ってしまっている。傷つくことを恐れてしまっているんだ。

だからライフスタイルを変えて勇気を取り戻して欲しいです(前記事参照)

勇気を取り戻せ!!アドラー心理学の啓蒙活動中!!ww

【優越性の追求】


優越性とは、理想の自分や他者より優れていると感じること。
優越性を追求することで幸せを感じたり、自分の状態に満足したりするわけです。満たされるってことね。
成績が悪ければ勉強するし、スポーツや楽器で出来ない技術があれば練習する。年収が低いと感じていれば努力するし工夫もする。
そして健全な優越性の追求は、他人と比較をしないこと。理想の自分と比較することです。
他人と比較していては自己受容、つまり自分の現状を受け入れることが出来ません。
身長の低い人がNBAの選手と身長を比較しても意味はないし、体の小さい人が関取と体重を比較しても意味はない。身体に障害のある人が健常者と比較しても、劣等コンプレックスを抱いてしまいそうです。

持っている物をどう使って、現実的な理想の自分に近づくのが、健全な優越性の追求です。
(使用の心理学)
『重要なのは、何を持って生まれたかではなく、与えられた物をどう使いこなすかだ』

劣等感を抱き、優越性を追求することで人は成長していきます。
成長とは出来ないことが出来るようになること。
失敗しても諦めずに挑戦しつづけること。
自分に違いを作っていくこと。
壁を乗り越えた時はもちろん、乗り越える過程でも成長するのです。
失敗して諦めてしまったら、そこで成長はストップしてしまう。
趣味であれ仕事であれ、立ちはだかる壁を避けてばかりいては、そのことに関して成長は出来ませんよ。ってことですね。

傷つくことを恐れて諦めの床に立つ人生では、明るい未来を思い描くのって難しいんじゃないかな。
自らが成長しないで成功しようとか、もっと幸せになろうなんて、ちょっと厚かましいかもね(^ ^)

てな感じで今回は、『劣等感と優越性の追求』について書かせて頂きやした♬
前回からの流れで通しますと。
「健全なライフスタイルで劣等感を感じて、優越性を追求して理想の自分に近づこう!!」ってお話しでございました。

アドラー心理学だけでアウトプットしたいことが盛りだくさんなんです。
読んでくれる人が少なくても書きたいのよw
東洋哲学に突入するのは、いつになることやらだね、、(´;ω;`)

こんな拙い文章を読んでくれてありがとうございます。アウトプットが楽しいのですが、読んでくれる人が一人でもいてくれると嬉しいし励みになります♬

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