マラリア対策と予防接種について

薬物中毒のごとく、両腕にいくつもの予防接種の痕をつけて高専の寮の風呂に入っていった。




苫小牧市にある、特殊な予防接種もしてくれる病院は一つだでである。さくらファミリークリニックというところだけだ。もちろんインフルエンザとかの予防接種を受けるわけではないので、専門の病院に行かないといけない。

私が受けた予防接種は、A型肝炎、B型肝炎、黄熱、髄膜炎、腸チフス、狂犬病、ポリオ、破傷風、日本脳炎である。

その内、腸チフスはさっぽろ内科クリニックで、黄熱は新千歳空港検疫所で受けた。日本脳炎はついでに受けとけば的なノリで受けた。二十歳未満は無料で受けることができる。

タイとかではもっと安く予防接種を受けることができるが、そんな時間もないしすべて日本で済ませた。合計で10万円以上している。

マラリアの予防薬に関しては、飲むか飲まないか検討したが、確実に飲み続けるのが大変だということで飲まないことにした。理由は金銭的な問題が第一と悪夢を見るという副作用にビビって。

まぁそんなこんなでマラリア対策としては、マイ蚊帳を持っていくということと強い虫よけスプレーを買っていくという二つくらいで何もしていない。

都市部で生活している分には病院があるので心配ないとルワンダに行ってみて知った。

しかし、体温計だけは常に持っていつでも体温を測れるようにしていた。



マイ蚊帳はかなり役立ったと思う。これはおすすめ。というのも蚊帳が破れ放題の宿もいくつも経験したし、まず蚊帳がない宿もあった。そのことを考えると自分の蚊帳を持っていくことを強くお勧めする。

ルワンダはじめ他のアフリカでの旅中もかなり蚊帳に依存していた。日本にいるとき蚊帳なしで夜寝ていたことを思い返すとゾッとした。

そんなレベルで蚊帳に依存していたし、私の血液を欲して欲してしょうがない蚊が夜中ずっと蚊帳の外を飛び回っている音を聞くのが楽しかった。どんだけ頑張ろうと彼らは蚊帳にはかなわない。


あともう一つおすすめなのが、サラテクのリッチリッチという虫よけスプレー。

マイ蚊帳を持参せずにルワンダの田舎で道路直しをするために数日間泊まらないといけないときに、寝る前に自分の体とベッド全体にその虫よけスプレーをかけて寝た。すると、蚊がいることは音でわかるのだが、確実にベッドと一定の距離を保って飛んでいるのが分かった。

そのことで一層サラテクのリッチリッチの効果を実感した。




しかし、まぁ対策していたようなしていなかったような対策だったが、特別何にかかるわけでもなく、南京虫に食われることも幸運なことになかった。アフリカでは。

しかし、帰国後数日でものすごい倦怠感と高熱にうなされることになる。

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