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【010】「100年後にはウケてる」2022年12月の日記➀

11月は日記を書かなかった。
なぜなら今年、11月は存在しなかったからだ。
あなたはこの真実に気づいていますか?

この日記を書きながらM-1グランプリを観ている。
そろそろ決勝戦が終わりそう。いまのところロングコートダディとヨネダ2000が好きでした。

ヨネダ2000が冒頭で「イギリスでお餅をついたら一儲けできるっていう計算が出たのよね」みたいなことを言ってたけど、このイントロが凄すぎた。この台詞で一気に集中力が戻ってきた。いったい何を見せてくれるんだろう? という期待感が意識をテレビに向けさせた。フックとして完成されている。

何を見せられたのかはよく分からない。
結局「一儲けできるっていう計算」ってなんだったんだ。


ネタの直後にもう動画がM-1公式ユーチューブに上がってた。
やっぱり一ミリも分からない。でも好きです。

お笑いのことはあまりよく知らないのだけど、今年のM-1は「大喜利」的なフォーマットを漫才にそのまま持ち込んだネタが多いような気がする。真空ジェシカとか、大喜利で人気?ですよね。ロングコートダディのネタも大喜利っぽい面白さがあった。



出張で東京に行く折りに、東京国立博物館で開催されてた「150年後の国宝展」を観てきた。

東京国立博物館ができた明治5年から150年。トーハク史上初の公募型展覧会がはじまります。
個人や企業から集められた“ワタシの宝物”を「150年後の国宝候補」として展示します。
その候補は、わたしたちの生活の中にある、携帯電話、車、マンガ、ゲーム、ファッション、映像、ロボット、食文化、建造物や風景。「150年の月日」が新たな国宝を生み出す、壮大なタイムカプセルです。

150年後の国宝展とは より

普段美術館や博物館で展示されている作品よりも、より生活に根付いた文化や製品を展示する試み。紹介文に記載があるように、後半は公募型の展示品が列挙されていた。

アイドル「ののた」の存在証明。これが公募されたこと自体が、彼女にとっての存在証明の重要性を主張している。ファンのメッセージアルバムが写真に写っていないことをネガティブにはとらえてはいけない。それは彼女自身の宝であって、彼女が残したかったのは、その想いを生み出した「存在証明」なのだから。タイトルが「ON」なのも心にジンときた。

企業からの展示も豊富にあり、見どころの多い企画展だった。
以下、いくつかお気に入りを。


「学研の科学」のおまけ。小学生の時に友人の家に並んでるのを見て羨ましかった。


初音ミク。もはや鉄板ですね。


ポカリスウェットシリーズ。「イオンウォーター」のCMが好き。


セブンイレブン。1号店で最初に売れたのは「サングラス」

セブンイレブン第1号店で最初に売れたのは「カウンター横の800円のサングラス」。めっちゃ良いな。でもセブンイレブン側もこのネタを「めっちゃ良い」って思ってそう。

セブンイレブン第1号店の開店日(5月15日)、私の誕生日ですね。


そうこうしてる間にM-1が決勝戦を迎えている。
ウェストランドが業界をディスってる。
ロングコートダディがタイムマシンに乗ろうとしている。

100年先の未来に飛んでみたい。
「イギリスでお餅をついたら一儲けできるっていう計算」の意味も、100年後には理解できてるかもしれない。

(おわり)

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