サプライ

つまり、ただの日記ってこと。

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最近の記事

【019】「明日のパッキングは明日する」2023年9月の日記➀

どこかに旅に出ると想定しよう。 旅というものは、いつだれとどこに行くかが重要である。 それらが上手く決まれば、もう旅は成功したも同然である。 そして、旅の前には荷造りをすることになる。 二泊三日の旅ならば最低でも2セットの下着を詰め込まなくてはならない。 そのほか、旅のさなかに作業をするならパソコンが必要となるし、宿泊するホテルに部屋着が備わっていないならば寝間着も詰め込まなくてはならない。風呂上がりの化粧水を忘れないことも重要だ。 僕はけして旅をするのが得意な方ではない

    • 【018】「どうせ続けないし、どうせ辞めない」2023年8月の日記➀

      おはようございます、サプライです。 こんにちは、サプライです。 こんばんは、サプライです。 「おはようございます」だけ長すぎだろと思ったけれど、良く見ると「おはようございます」だけ敬語なんですよね。朝にだけ敬語の挨拶が用意されている。 おはよう、サプライです。 ふむ。敬語を外すとこれが一番短くなる。 しかし文章にするとやや味気ないと感じてしまうのが不思議だ。 発せられる時間帯によって言葉としての形態が異なるのは興味深いことである。それならば「過去形の挨拶」や「未来形の挨拶

      • 【017】「夢を覚ます国」2023年7月の日記➀

        日記を再開することにした。直近の最終更新は九月なので、五か月のビハインドがある。つまりは七ヵ月前から”いま”に追い付いていく決意をしたってことだ。なぜ更新停止期間が五か月なのに、七か月前の事を書こうとしているのか。もはや日記の定義について切り込んでいく活動になりつつある。 まずは何よりも先に7月に何があったか思い出す必要がある。 こういうときにGoogleの存在は有り難い。Googleフォトを開けば、7月に何をしていたかがすぐに分かる。 2023年7月と言えば何があったか

        • 【016】「吾輩に猫はいない」2023年6月の日記➀

          3か月前の日記を書きます。分かってる。もう何も言わなくていい。 こっから”いま”に追いついていくんだからさ。 6月初頭に太宰府天満宮・九州国立博物館に行った。 広島に住む祖母が福岡旅行に来たので、観光案内をしたってわけだ。 太宰府天満宮では2023年5月末から本殿の改修が行われており、いまは「仮殿」と呼ばれる建物が代わりに建っている。改修は2026年に終了予定なので、そこまでに旅行に来ようとされている方は注意されたし。 太宰府天満宮のプレスリリースによると、この改修の動

          【015】「小さな科学」2023年5月の日記➀

          今日は珍しく早くに目が覚めたので、朝食を取り、散歩をしたのちに悠々と紅茶を飲みながらこの文章を書いている。 そろそろ切り上げて外出することにしよう。大変良い天気である。 帰ってきた。5月の日記なのに6月の話をするな。 上の画像を貼ってから気づいたけど、5月は鳥に出会う場面が多かった。 明らかに鳥が寄ってきていた。特にこちらは呼んでいないのに。おそらく意味などない。そこに意味を見出すのはあなたです。好きな方を選んでください。 ゴールデンウィークに広島へ帰省した際に「広島

          【015】「小さな科学」2023年5月の日記➀

          【014】「音と時間と焦燥が遅れて聞こえてくる」2023年4月の日記➀

          あれ……4月の日記を……遅れて……書いてるよ……。 5月も末の末で「4月の日記➀」を書こうとしてるこの胆力を褒めて欲しい。なんとか来月あたりでこの周回遅れを解消したいものだけど、それは非常に難易度の高い課題設定だと言わざるを得ない。この日記は別に誰に読ませるものでもないわけで、〆切の焦燥感とも無縁の書きものであるからだ。 なんなら趣味仕事問わず〆切があっても破ることが多いのだから、〆切のないこの日記をコンスタントにアップするのは、むしろ不誠実というものではないだろうか。

          【014】「音と時間と焦燥が遅れて聞こえてくる」2023年4月の日記➀

          【013】「福の内も一年、ならば」2023年3月の日記➀

          これから2023年3月の日記を書きます。 なお、未だ残酷な真実に気付いていない人のために申し上げると、2023年3月はすでに終わっています。時はすべての生物に対して平等に進みます。寝て起きると一日が経過する。そういう仕組みです。あなたも勇気を持って一歩を踏み出しましょう。新年度はすでに始まっているのです。 どうやら、この日記を始めてから一年が経ったらしい。 月イチ更新を目標としていたので、正しくは月記と呼ぶべきだけど、その二文字の並びは「山月記」だけに許された表現である。そ

          【013】「福の内も一年、ならば」2023年3月の日記➀

          【012】「どうか思い出の中でじっとしてくれるな」2023年2月の日記➀

          マーダーミステリーというものを初めてプレイした。 そもそもマーダーミステリーってなんぞや?という方については、以下のリンクが分かりやすく説明してくれてます。 TRPGの一種であり、参加者はミステリー小説の登場人物に扮して、役割を演じながら文字通りロールプレイング的に事件の真相を追っていく。前提となる物語はパッケージとして用意されており、参加者は一人一役のキャラクターを与えられる。キャラクターにはハングアウトとして機密設定が開示される。中には犯人役もいるわけで、犯人役を引き当

          【012】「どうか思い出の中でじっとしてくれるな」2023年2月の日記➀

          【011】「初笑い、まだ間に合いますか」2023年1月の日記➀

          新年あけましておめでとうございます。 本当に? 本当にめでたいですか? 何がおめでたいのか1,000字以内で答えてください。 どうしたんですか。黙っていては何もわかりませんよ。 ほら、無理ですよね。何もめでたくないよ。思考停止で「おめでとうございます」と言うのは止めましょう。自由意志を大切にしましょう。 ……………………………… ……………………… ……………… ……… ……おめでとうございます。 あ~~~~~~~思考停止って気持ち良い~~~~~~~~。 2022年

          【011】「初笑い、まだ間に合いますか」2023年1月の日記➀

          【010】「100年後にはウケてる」2022年12月の日記➀

          11月は日記を書かなかった。 なぜなら今年、11月は存在しなかったからだ。 あなたはこの真実に気づいていますか? この日記を書きながらM-1グランプリを観ている。 そろそろ決勝戦が終わりそう。いまのところロングコートダディとヨネダ2000が好きでした。 ヨネダ2000が冒頭で「イギリスでお餅をついたら一儲けできるっていう計算が出たのよね」みたいなことを言ってたけど、このイントロが凄すぎた。この台詞で一気に集中力が戻ってきた。いったい何を見せてくれるんだろう? という期待感

          【010】「100年後にはウケてる」2022年12月の日記➀

          【009】「そうだよ光らせてるんだ」2022年10月の日記➀

          ・10月が終わろうとしている――。 ・これ、毎回言ってない? ・「寒い!」と地面に叫んで起きる朝と、「日差しキツ……」と空に手をかざす昼が共存する季節だ。衣替えでもするかぁとタンスの中を漁ってみたところ、何度見直しても長袖の服が少なすぎる。まったく記憶にないが、どうやら引っ越しのタイミングで断捨離したらしい。もしくは長袖の長い部分を全部切り落としたのか。 ・大慌てで服を買いに行こうとするが、外は寒いし日差しはキツい。ふと思い付きでZOZO TOWNで初めてカットソーを買

          【009】「そうだよ光らせてるんだ」2022年10月の日記➀

          【008】「旅の解像度」2022年9月の日記➀

          ・9月が終わろうとしている(このブログを書いてる最中に終わった)。 ・とりあえずそう書いてみたけれど、別に9月に特別な思い入れなどない。世間では上半期の終わりを意味するようだけど、社会人であるにも関わらずそういった感慨も湧かない。経費の精算もやってない。しまった。週明けに突かれるだろうなぁ。 ・ブログを書くのが習慣化している、とは言い難い更新頻度だけど、それでも人生の中で最も過去を振り返っている時期になっていることは間違いない。想い出にふける年齢でもないろう、なんて戯言も

          【008】「旅の解像度」2022年9月の日記➀

          【007】「記憶から落ちた崖」2022年8月の日記➀

          ・稀に夢の中で落下を経験する。「やばい」って気付きに先回りして落下の速度が背中に冷たく貼りつく。前後の情景は語るには曖昧過ぎるけれど、どうやら僕はそこで何かから足を踏み外したのだ。 ・踏み留まるための足場を探すが、足裏は気持ち悪く空を切る。この時の筋肉の動きの反動で身体がびくり震える。痙攣。その震えに毎度目が覚める。瞼が開く。光が差し込む。「なんだ、夢か」と安心してベッドで寝返りをうつ。 ・睡眠中にびくりと身体が震えるこの現象は「ジャーキング」というらしい。はっきりとした

          【007】「記憶から落ちた崖」2022年8月の日記➀

          【006】「文字を読むためには文字を読め」2022年7月の日記➁

          ・最近、何をするにしても体力がない。まだ28なのに。いや、もう28だからか。 ・社会人になってから本を読む機会がめっきり減ってしまっており、大学時代に蓄えた語彙力が擦り切れ始めている。そこで本を読む習慣をつけるべく、毎日10ページの読書ノルマを設けた。一日10ページ。少ないと思うだろうか。しかしいまの僕にはこれでも精一杯である。そもそも僕の読書スピードは1ページ1分なのだ。300ページの文庫本を読むのにも5時間は掛かる計算だ。 ・読書スピードを上げていくことも課題にしよう

          【006】「文字を読むためには文字を読め」2022年7月の日記➁

          【005】「人気だから人気だった」2022年7月の日記➀

          ・三回前の日記で祖父のことを少し書いたけれど、その祖父が亡くなった。実際には亡くなってからすでに二か月近くが経過している。より具体的に書くならば、日記を投稿したその日に訃報を聞いた。冠婚葬祭は経験が少ないので苦手だ。得意な人なんていないだろうけど。その日僕は行きたくもないゴルフの練習をしていた。 ・その日記の中で、祖父の家のにおいは仕事のにおいなのだと結論をまとめていた(詳しくはこちら)。しかし久しぶりに訪れた祖父の家は、記憶の中と同じにおいではあったけれど、革靴のクリーム

          【005】「人気だから人気だった」2022年7月の日記➀

          【004】「届かないものが届く可能性について」2022年6月の日記➁

          ・今月の僕は一味違う。その証拠に日記を二回も更新している。これは偉業である。この偉業は世界史にも刻まれることだろう。受験生が覚える事柄を増やしてしまった。申し訳ないけれど、事実なので仕方がない。 ・近所にたらこの自動販売機が爆誕していた。これも事実である。いや、もしかすると前からあったかもしれない。この曖昧さも事実である。 ・「たらこ食堂」という名前らしい。たらこ食堂はふくやグループのヤマトバイオレッツが展開しているブランドで、この自販機自体も福岡には前から存在しているよ

          【004】「届かないものが届く可能性について」2022年6月の日記➁