【011】「初笑い、まだ間に合いますか」2023年1月の日記➀
新年あけましておめでとうございます。
本当に？ 本当にめでたいですか？
何がおめでたいのか1,000字以内で答えてください。
どうしたんですか。黙っていては何もわかりませんよ。
ほら、無理ですよね。何もめでたくないよ。思考停止で「おめでとうございます」と言うのは止めましょう。自由意志を大切にしましょう。
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……おめでとうございます。
あ～～～～～～～思考停止って気持ち良い～～～～～～～～。
2022年が到来したときは「なんだぁ？ この2022とかいう文字列は？ 見ねえ顔だなぁ？」と思ったものですが、2023という文字列には早くも順応してしまった。さようなら2022。あなたのことは忘れました。馴れ馴れしくしないでください。思い出の中でじっとしていてくれ。
新年が明けて早くも1か月が経とうとしている。すでに正月はとうに過ぎ、食べ過ぎにより実装された厚い脂肪も無事に燃焼された。明けた感覚は薄れゆき、日常が始まっている。今年、私は29歳になる。恐ろしい。何もめでたくない。
正月に実家に帰った。数か月前に実家が引っ越ししたので、新居への帰省となった。同じ町の中での引っ越しなので、知っているマンションへの移籍。違和感はあまりなかった。
新居には新しい家具がたくさん具備されており、特にリクライニングチェアが良かった。本当によかった。座り続けることへの抵抗が少ないので映画鑑賞や読書が非常に捗った。遅読の私が正月の間に二冊も読了できた。良い読書には良い環境を、である。
そこで新年早々新しい椅子の物色を始めた。
目を付けたのはCOFOというブランドのデスクチェアだ。フットレストがある準高級イスというジャンルで探している矢先に見つけた。クラウドファンディングからスタートした新興ブランド。その機能に比べて価格や安いことがアピールポイントらしい。
博多に試座できる店があったので足を運んで試してみた。
微妙だったなぁ。勢いで試座せずにポチろうともしてたけど、ちゃんと試しに行って良かった。オフィスチェアの業界って法人向けの側面もあるから10万越えも珍しくないんだけど、これに10万近い金を掛けるのは少しばかり拝金主義な気がする。正直、座っていて高級感はなかった。これに金を掛けるなら、20万くらいの高級椅子か、二万以下の金額帯で探した方が良かろうな。リクライニングの操作感も直感的じゃなかったし。イスに人間が合わせなくちゃいけないって感じ。
ファンには申し訳ないけど、心から満足してるのだろうか。座り続けると違うのかな……。
今年はどんな一年にしようかな。時の流れは速い。しかし新しく何かを起こすエネルギーコストは年々高まっている。この一月もかなり虚無な時間を過ごしてきた気がする。
なんだろうな。何も面白いことが起きていないし、起こらない気もする。面白いことを起こすのは自分自身の気概である。来月には面白いことを書けるように、色々観に行きたいものですね。
来月に乞うご期待。
そのときまで、初笑い、まだ間に合いますかね？
（おわり）