植物に癒やされながら思うこと
庭にあるミントがどんどんと新しい芽を出している。今年の冬にボロボロに枯れてしまった植物たちが少しずつ新しい芽を出して復活していく姿を毎日観察するのは本当に楽しい。
オリーブの木も新しい葉っぱが出てきて、ラベンダーも蕾をたくさんつけている。あとはモンステラがどうにか復活してくれることを願うばかり・・・。
植物の生命力には本当に励まされる。
全ての葉っぱが落ちてしまっても、根っこが生きていれば新しい芽を出す。それも思いがけない場所から不意に出てくる。一度出始めると、勢いよくどんどんと成長していく。「もう駄目かもしれない」と毎日思って心配していたけれど、時がきたら復活する。
この現象は私へのメッセージだと思う。
植物の成長を、自分の生き方と重ねる。頑張っても成果が出ない冬の時期をどうにか耐えて乗り越えて、暖かくなっった春に思いがけない場所から成果を出していく。成果が出始めると、スムーズに伸びていく。
人間の成長は、植物の成長と同じ法則が当てはまるのかもしれない。耐える時期と伸びる時期があって、一旦ズタボロになっても根っこが腐らずに残っていれば思いがけない復活を遂げることができる。
ここで大切なのは、もう枯れてしまったと思って諦めないこと。実際に枯れていたとしても、根っこまで腐っていなければ復活のチャンスは必ず訪れる。根っこまで腐らせないように、諦めないことが肝心だ。成功するまでやるから成功するのであって、諦めたら成功はありえない。
アニメ「フルーツバスケット」で『雪が溶けたら何になると思う?』という問いに対して主人公は『雪が溶けると春になる』と答えることを思い出した。雪が溶けて水になるのではなく春になる。春になると植物は新芽を出して成長する。
物事には時期がある。耐える時期、伸びる時期、成果がでる時期・・・そしてその時期は必ず巡るものだと気付かされる。生きてさえいれば、季節は巡ってくる。
耐える時期にコツコツ積み上げができて、腐らない人間になりたい。そして、思いがけないほどに成長して、収穫の時期を迎えられる人生を歩みたい。