線の美しさに改めて感動 先生のダーマートグラフの線が、最近やたら綺麗に見える。ダーマートグラフの柔らかくしなやかな線、鋭くきりっとした線、鈍くて重い線、軽やかで可愛い線など多様な線が互いに調和している。 おとめ山公園の石橋と水辺の絵など、その美しさが際立って見えるのは、なぜか。荒川遊園地前の広場で聞いて見る。それだけ見る目が育ってきたからだと云う話だ。先生の線が以前と変わってないなら、そう云うことなのだろう。 見る目と描く手は、連動して育っている
緑豊かな「風景」を絵にしたいと思うことが、どなたにもあるのではないでしょうか。緑の風景といっても、季節によって、時刻や天候によって、かなり違いがあります。 三原色と色作り(混色して緑色,影色を作る) 1. パレットにある「黄色」と「青色」を混ぜて,緑色を作ってみましょう。どんな色合いの緑色ができるでしょう。混ぜ合わせる量を少し変えたり、水の量を加減して紙に塗って見比べてみましょう。 2. 混色して作った「緑色」をパレットにある緑
梅雨の頃、紫陽花の色を感じる緑を描く。 梅雨の頃の緑には、紫陽花のブルーが似あう。 アジサイ色を感じさせるような緑の描き方は、ブルーの薄い色を余白の近くに塗ることだ。濃い色彩に重ねると、重い感じになる。 余白に塗ったセルリアンブルートーンの上に薄いパーマネントカーマインを重ねると紫陽花の色になる。 色見本の上段が混ぜて使う色。下段が重ねて使う色で、セロハンのように薄い色を重ねる。 下段のブリリアントレッドバイオレットは、単色で使う(混色で使わない)。下段の薄い
今回は、スケッチの基本である線描を取り上げてみようと思います。線描とは「物の形を線だけで描くこと」ですが、画材(鉛筆、コンテ、ペン、インク、紙など)によっても色々な違いがあります。それぞれの扱い方によって様々な表現ができます。 水彩スケッチでは、鉛筆を使うのが一般的ですが、「風景・水彩スケッチ会」では、ダーマートグラフとレタリングペンを勧めてきました。それは、鉛筆や一般的なドローイングペンにまさるものがあるからです。ただ、その使い方については実際に絵を描くことで習
2019/8/20.作成 2024/5/21.加筆校正 風景スケッチは,野外で描くのが最も自然なことです。野外で見た風景をその場所の記憶と共に描くのがスケッチの醍醐味だからです。そうして描いたスケッチは,「自分の目を通して見たこと」の記録でもあります。 しかし,実際には,いろいろな事情があり,その場で描くことができないこともあります。できれば,短時間でラフなスケッチでも描いておくと良いのですが,それが出来ない場合に,写真に撮っておくことがあるでしょう。あと
「スケッチ淡彩の原点」 1.「スケッチ・淡彩」の元になる こと ★ スケッチ・・・その時の印象を瞬時に素描する(記録する) ★ 淡彩 ・・・色彩を用いてスケッチに肉付けする (イメージを膨らませる) 瞬時に描いたスケッチに淡い色彩を重ねた絵が,「スケッチ・淡彩」の原点です。風景や物の形を大ざっぱに描いて(少ない線描で),その上から淡い彩色をほどこした絵です。時間にしたら数分から長くても十数分ほどの間に,一気に描き上げたものですが,そ
「スケッチ淡彩の基本」 天気の良い時に絵が描けると一番いいように思いますが、なかなか思うようにはいかないものです。 そういう時は、その日の天気に、自分を合わせて描けばいいですね。相手に合わせて描いていけば、自分の好みや選択とは違うものが画面の中に入ってくるはずです。そうすれば、描こうとも思わなかった、考えもしなかったような絵が描けると思います。 「絵を描く」ということを、特別なことにせず、毎日の生活の一部と考えると良いのではないでしょうか。朝起きて顔を洗ったり、歯
見える範囲(視界)と絵にする範囲(視野=構図) 風景を絵に描く時に、どのあたりまでの範囲が画面に収まるだろうかと、おおよその見当をつけることはとても大事です。画面の左端は、風景のどの辺りがくるか、右端はどのあたりかと、紙と対象である風景を見比べてみたり、実際に腕をのばしてあててみることをします。 そして、画面の中に収まる範囲がおおよそ決まってから、高さは変えずに左右どちらかに振ってみる(水平移動させてみる)と、ちょうど収まりの良さそうなところが見つかったりします。
自分の立ち位置と目の高さを大事にする・・・ 私たちが見ている風景は、自分に近いところから遠くへ広がる、空間をもっています。その意味では、横に広がる幅と、縦に伸びる高さと奥行きを、持つ世界です。 2. 三次元の空間を紙の上 に表現する絵には、初めから大きな制約があります。 立体的なものを二次平面に描くことはほとんどできない話です。絵の世界でそれを可能にしているのは、「そのように感じさせる」という方法です。 3. 紙の上に描いているにもかかわらず、そこに空間や奥
赤い花の色を重ねたあと、緑色、影色を塗って、明るい色を引き出して、完成。
前回の彩色に少し濃い色を重ねる。 全体の明暗のバランスをみて、淡彩色の花を引き立てる。あと1回の彩色で完成。
ロウバイの花が咲く頃、航空公園にある茶室、彩翔亭の庭を見学する。その折に描いたスケッチ。 2024.2.16. これに淡彩色で大まかに色をつける。 つづきは、次回で。
昨日(2024.2.14.)は新宿御苑を散歩してみた。新宿門から入り、梅の咲き具合を見に日本庭園まで歩く。御茶室の近くの梅は三分咲きというところか。 園内は平日のせいか、人が少な目で、歩きやすい。枝垂桜(シダレザクラ)は満開に近く、写真をとる人で賑わっていた。 中央休憩室で少し休んでから、東にある池の周りをぐるり。スイセンが群生してる所があり、普通のスイセンの他にペーパースイセンという白いスイセンが綺麗に咲いている。帰りは、千駄ヶ谷門から電車に乗る。一時間ほどの散歩を楽し
写真は2024年1月18日、午後2時すぎに撮影。スケッチは、同じ場所で描いたもの。 写真では、風景が広角に写っていて、対岸までかなり遠く見える。自分の目には、スケッチに描いた距離感に見えている。 絵にとって必要な最小限の、ことをスケッチする。必要があれば、加筆する。絵のタマゴのようなスケッチ。
2023年10月2日、フランスのシャルル・ド・ゴール空港近くのホテルから列車でナンシーに。駅近くのアパートに荷物をおいて、町を散策する。 町の中心にある広場からアパートに戻る途中で、であった風景。午後の日差しを受けて、建物が輝いて見えた。
フランスのコルマールからバスでリクヴィールに行く。アルザス地方の木組みの可愛い家並みが続く小さな町。ここで1泊して、ゆっくり過ごす計画だ。 リクヴィールは、10年前の2013年9月にも来たことがある。その時は、たしか2泊した記憶がある。今回は一月遅い10月。ブドウの収穫は、既に終わったようだ。この町は、ブドウ畑のある丘からの眺めが素晴らしい。朝早くと夕方、ブドウ畑からの町の屋並を眺めるのが最高だ。