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Note-19:【bolt.new】やばいよやばいよ!全自動でコーディングしちゃうAIサービス


AIの進化が早杉る

ChatGPTが幕を開けたLLM開発競争ですが、ちゃんと会話できるのか、くらいの正しい会話処理から始まり、あれよと言う間にOpenAI o1をはじめとするIQ120水準の推論処理性能へと進化しました。

半年前くらいに爆発したNoteBookLMのようなRAGによるドメイン知識の活用ツール、perplexity、GenSpark、Feloみたいな検索特化AI、そしてマインドマップ生成するMapifyとか図解やプレゼンシートを出力するNapkinのようなAIツール化が始まりましたね。

まだまだこれらが進行中にもかかわらず、24年10月現在、勃発したOpenAIのSwarmやClaude3.5のconputer useなど、AI開発の本命ともいえるAIエージェントツールの公開が話題であります。
→ 要するに、卒評論文書いてと指示したら、あとはAIが全自動で書いてくれたりするツールですね。(一方で人間はどんどん退化しそう笑)

まあ、資金調達が好調な業界はスピード感が違うのです。とりあえず現場でアプリケーション作るから一回ちょっと落ち着けや、と言いたくなるほどに進化早杉でございます。

プログラムコーディングのAIエージェント  = bolt.new

で、初期(といっても1年前くらいか)の頃から、LLMがプログラム・コーディングを支援してくれる機能はありましたけど、それが徐々にちゃんとしてきて、今はエラー修正等に欠かせないツールとなりつつあるわけです。

それをさらに進めたと、最近注目されている bolt.new は、
「こんなアプリ作ってよ」と、本当にこのような自然言語でオーダー(プロンプト)するだけで、勝手にコーディングはじめて、勝手にプレビューして動かして、アプリとしてデプロイまでやっちゃう、というプログラマーみたいなAI(エージェント)ツールです。

Claude3も簡単なゲームのプログラミングできる、と話題でした。簡単なインベーダーゲームとか作れるみたいですね。(やってないけど)

一方、このbolt.newは、プログラミング専用機ガチ、いや、ガチのプログラミング専用器みたいな印象です。

まじか!? 
できんのか!?
見せてもらおうか、boltとやらの腕前を!

ということで、無料版でゲーム作成をお試ししてみました。

では、「あみだくじ」を作ってもらおうか。

AIと対極にある超アナログな「あみだくじ」をつくってもらいます。
大人数でバスケ大会やるときのチーム分けとか、修学旅行のグループ分けとかで活躍するあれです。
地面に棒切れで描けばできちゃうので、
わざわざデジタル化する意味ない、かもしれません!

それより気になったのは、あみだくじ自体を知ってるのか!?でした。
はい、で、以下のプロンプトを入れてみました。

プロンプト:簡単な「あみだくじ」のゲーム

以上。
チャット風のユーザー入力フォームに記入完了!

以下、その処理過程です。
タイトルが「Create Amidakuji Game」になってますね。
bolt があみだくじを知ってた。よかった。

I'll create a simple "Amidakuji" (Ghost Leg Lottery) game with a clean, modern interface. The game will allow users to set the number of players and lines,
→ シンプルでモダンなインターフェースの「あみだくじ」を作ります。 このゲームでは、プレーヤーとラインの数を設定することができます。

おー、シンプルでモダンなあみだくじって、どんなん?
なにも聞かずに勝手にデザイン設計してくれた模様。
ということで、すぐ自動的に要件定義が始まりました。

bolt.newがあみだくじのコードを生成してるとこ

続き。なんかいろいろ考えてくれてます。
その間ぼくは内容を全く読んでません。

続き(コーディング終わり)
コーヒー飲みながら眺めてましたが、たぶん完成まで1分もかかってない。

終了

できた!プレビュー!!

コーディングが終了すると、右側にプレビュー画面が現れました。

なんと!
こ、これがシンプルでモダンなインターフェイスの「あみだくじ」か!

タイトルが「あみだくじ」なのが可愛いですね。
しかし、たしかに手書きのアレとは違うぜ!
そして、プレイヤー数とリセット&シャッフルボタンもついてます。
そこまで考えてなかったから、すげー。

できあがり!

タブ切り替えで、このプレビューの裏側のコードを確認できます。
気にいらなければ書き換えられます!が、そこまで完成度は追求しません。

よく見てみると、横線が縦線を突き抜けてるところがいくつかあるので、
完璧なあみだくじか?といえば間違ってますね。。。
それくらい人間が修正しなさい、てことか。

その「あみだくじ」は、ちゃんと動くの?

素人がやるサッカーのポジションをランダムで決めるとして。
僕はキーパーなので10人で適当にポジション割り振ります。
青い線でくじを実行してくれました。

しかしながら、「縦線を横切っちゃう水平線」と「最初に到達した横線に進む」というところがおかしいので「正しいあみだくじ」とはいえません。
それと、下に表示される数字(もとは左から昇順の番号)が変わる規則性がよくわからん。

でも、あみだくじのルールをプロンプトに含めていれば(ちゃんとしたプロンプトを与えていれば)、完璧なものができていたかもしれません。
なので、それを差し引いて。
デザインからUIまで一気に作っちゃったのはびっくり仰天!てことで間違いありません。


生成されたコード

結構たくさんのファイルに相当量のコードを書いてくれました。
なんかすげー。(読んでないけど)

完成コード

びっくりしたなぁ、もう!

無料だと、リミットは1日あたり:150,000トークンだそうで、アプリ3~4つ生成できるくらいだそうです。
↓↓↓


以下、そんなboltの基本機能。(perplexityまとめ)

bolt の機能

bolt.newの主要機能について解説いたします。

概要

StackBlitz社が提供する革新的な開発プラットフォームで、AIを活用した次世代のウェブアプリケーション開発環境です。

主要機能

開発環境

  • フルスタックウェブアプリケーションの開発が可能なサンドボックス環境

  • AIアシスタント機能を統合した開発支援システム

ワークフロー

  1. プロンプトによる開発指示

  2. アプリケーションの実行

  3. コードの編集

  4. デプロイメント

特徴

  • ブラウザ上で完結する開発環境

  • AIによるコード生成・支援機能

  • リアルタイムでの実行と編集が可能

  • デプロイメントまでのワンストップソリューション

利用形態

トークンベースのシステムを採用しており、使用量に応じて追加購入が必要となります。

用途

  • プロトタイプの迅速な開発

  • フルスタックアプリケーションの構築

  • AIを活用した効率的な開発プロセスの実現

このプラットフォームは、特に最新のウェブ開発トレンドに沿った開発環境を提供し、開発者の生産性向上を支援します。

bolt.newの無料トークン数はどれくらい

トークン制限

  • 1日あたり:150,000トークン

  • 1か月あたり:1,000,000トークン

利用目安

おおよそ3〜4つのアプリケーションを生成すると、1日の上限に達してしまいます。

上限到達時の対応

トークンの上限に達した場合は、以下の2つの選択肢があります:

  • 翌日まで待つ

  • 有料プランにアップグレードする

有料プランのトークン数

プラン  料金   トークン数
Pro   20$/月   1,000,000
Pro50  50$/月 25M 2,500,000
Pro100 100$/月   5,500,000
Pro200 200$/月   10,000,000


おまけ:今回登場したAIツールのリンク集

OpenAI:
https://chatgpt.com/

Google NoteBook LM:
https://notebooklm.google/

Perplexity:
https://www.perplexity.ai/

GenSpark:
https://www.genspark.ai/

Felo:
https://felo.ai/ja/search

Mapify:
https://mapify.so/

Napkin:
https://www.napkin.ai/

Swarm:
https://github.com/openai/swarm

Computer use (beta):
https://docs.anthropic.com/en/docs/build-with-claude/computer-use



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