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京都一乗寺 行列のできる幻のラーメンを食べに行った話

 京都の一乗寺エリアは、普段京都観光にあたってはあまり目立たないエリアだと思われます。しかし、実はここには行列の絶えない絶品のラーメン屋さんがあるのです。
 知り合いからそんなウワサを聞いて、気になって今回は行ってきました。

 ラーメン屋さんの名は「極鶏」。その名の通り、鶏ベースのスープを極めたような味わいでした。ラーメンのレビューだけが見たい方は②まで飛ばしてください。

①いくまで

 最寄り駅は、叡山電鉄の一乗寺駅です。京都駅からは、東福寺駅、出町柳駅と経由していくと安くて解りやすいと思われます。

青葉ちゃんと叡山電鉄。

 叡山電鉄は、京都の北部に向かう電車です。一乗寺駅はいわゆる「洛内」からは少し離れた場所に位置し、観光に来たと思われる方もほとんど見当たりません。


 ちなみに、ラーメン次郎京都店が、なぜかここにあります。(当時は不思議でしたが、一乗寺は京都有数のラーメン激戦区なのでそこまで不思議ではありませんでした)
 また、一乗寺といえば、八大神社などかの剣豪の宮本武蔵の聖地も点在しています。訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてください。

 さて、携帯で地図を確認しながら歩くほど10分強。唐突に住宅街に似合わない行列が目に飛び込んできます。間違いありません、ここが極鶏です。

②お店についてから

 まだまだ寒さの残る夕刻を耐えることしばらくして、漸く店内に入れました。
 メニューから選んだのは、最もスタンダードなメニューの「鶏だく」。他には「赤だく」「黒だく」「魚だく」と並びます。次回は激辛マニアとして赤だくを試してみたいかも。着席してから直ぐに料理は運ばれてきました。

 スープは、常軌を逸したドロドロさ。試しませんでしたが、いわゆる「レンゲの立つ」タイプだと思います。麺は、まるでスープに"乗って"いるようでした。外で手がかじかんだことも相まって、なかなか麺とスープを絡められません。力を入れてほぐした麺を、スープと共に"持ち上げる"かのようにして、口に運びます。

 麺の歯ごたえも超ド級。ですが、おそらくこれほど固さで、漸くこの濃厚なスープとマッチするのだな、とも感じました。

 味は、ギュッと濃厚な鶏の旨味が、麺に乗ってしみ込んできます。「鶏ってこんな美味しかったんだ・・!」と再確認させられるような味でした。先ほど超濃厚と申しましたが、意外と重すぎず食べやすい舌ざわりです。

 ですが、重いものは重い。初見の方には大盛ではなく普通のサイズでの注文をオススメいたします。

③まとめ

 極鶏は、これまでに食べたことのないタイプのラーメンでした。美味しいものを食べると、感動よりも衝撃が先にやってきます。このラーメンも、一口食べてから「なにこれ!?」という驚きが一番最初の反応です。そのあとは、我を忘れて固い面を平らげてしまったことは言うまでもありません。

 先ほども申し上げましたが、一乗寺エリアは観光客が少なく、また山岳部が近いこともあり、美麗な穴場スポットもたくさんあります。ぜひぜひ、京都においでの際は観光も併せて楽しんでください。



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