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人生で一番やらかした話

卒業判定、合格。資格取得判定、不可。

2022年3月4日朝7時過ぎ。私はこの字面に衝撃を受けた。自分で言うのを気が引けるが、4年間単位を落とすことなく成績優秀で卒業をした私にとって、教員免許を取りこぼすというのは、人生における最大の失敗だった。ここまでの22年間、大きな挫折に見舞われることなく、それなりに順当な道を進んできた私にとってこの失敗は、自分のプライドはもちろん、自分の未来ある人生を閉ざされた気がして大きな絶望へと突き落とされた。今回は、そんな人生最大の絶望を味わった私がいかにして今を生きているのかについて簡単に綴っておきたい。

周りの友人から言われるほどの責任感の塊である私は、とりあえず1週間は病み続けた。事件が起きた3/4は、大学の友人4人で淡路島に旅行に行く予定だったが、正直そんな気にはなれなかった。しかし、友人たちは私に気をつかってくれ、その日一日を楽しく過ごせるように図ってくれた。その後1週間はできるだけ多くの友人と話をし、事態の打開策を検討した。その中で感じたことは、いつまでも下を向いているのではなく前を向いて動き出すこと。また、状況をチャンスと捉えることである。

"決まった道をはずれることは怖いことじゃない!
意図して決まった道をはずれることをする人はそんなにいないけど、意図せず決まった道を外れてしまったら、それは神様がくれたチャンス。決まった道を進む人を超えるような経験をしよう"

これがひたすら悩み続けて出た私なりの答えである。今までの私は責任感が強すぎるあまり、失敗することが怖かったうえに、全てが上手くいかないと周りを気にして、全てが終わってしまったかのような感覚に陥っていただろう。しかし、そこでくよくよしているのではなく、その逆境を跳ね返して自分の経験や自分磨きに繋がるように前を向くことが大切であると考えられるようになった。これは大学入学前の私からは考えられないことであり、大学入って、色んな新しい環境に揉まれて、就活も経験して、そのおかげで人生の分岐における失敗を犯してもポジティブな感情を持てるようになった。こういう私に変えてくれた大学の友人たちには感謝してもしきれない。

そんなこんなで人生に少し光を見いだせた私は今、忙しない日常を送っている。資格を取るためにある制度の科目等履修生制度を活用し、教員免許取得を目指しながら教員採用試験と大学院合格に向けて勉強を進めている。そしてそれら全てが9月には終わる予定であり、来年の4月まで、空白の半年が生まれる。その半年で多くの人にやるべきと言われた日本一周をしてみようかなと計画中である。しかしまずは免許取得、教採院試合格のために全力を尽くしたい。

最後に

私には困った時に相談をする恩師がいる。以前のnoteにも登場したK先生である。そんなK先生から来たメッセージがこちら。

ああ、私はこの人に一生ついて行くべきなのだなと感じた瞬間である。人生100年のうち1年なんて大したことない。神様が勉強しろと与えてくれた試練。失敗しない人生の人なんていない。早く試練が来てくれてラッキー!というマインドで、私はこれからの人生を楽しく生きていこうと思う。同じように失敗をして落ち込んでいる人に、このnoteが届けば本望である。

失敗を失敗のままにしておくのか、失敗を成功に持って行けるように行動するのか、それはあなた次第。

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