「遠隔臨場」とは? -遠隔臨場に活用できる"SynQ Remote"-
こんにちは、株式会社クアンドのSynQ広報部です。
今回は今建設業やメンテナンス業等の現場仕事における話題のワード
「遠隔臨場」
について徹底解説していきます。
この「遠隔臨場」というワード、聞きなれていない方がほとんどなのではないでしょうか?
令和2年5月、国交省が2020年度版の遠隔臨場試行方針を策定しました。
→遠隔臨場に関する記事
3月2日には「建設現場の遠隔臨場に関する試行について」
5月7日には「令和2年度における遠隔臨場の試行について」
と「遠隔臨場」が今年の建築業界のキーワードとなっています!
「遠隔臨場」とは
遠隔臨場とは、建設現場やメンテナンス業界等の監督、確認作業の効率化や働き方改革への取り組みです。
具体的にはIT技術を利用することにより施工データや現場映像のリアルタイム取得・解析を試行し、建設現場の飛躍的な生産性向上を目指します。
建設現場ではICT/IoT化推進による「働き方改革」として、生産性を高めるとともに、「安全性の追求」「現場環境の満足度向上」など、日々多様な課題への取組が求められています。
建設現場における大きな課題の一つとして以下のようなものがあげられます。
【受注者(現場側)】
・ 人材難によりICT/IoT化対応に苦慮している
・ 1人現場が多い小規模工事では、本社や現場、事務所間での技術者の移動に手間と時間が掛かる
・ 現場管理の主体が膨大な書類作成を強いられている
【発注者(監督員等)】
・ 少人数で業務を行っているため、現場に臨場する機会を多くとれない
・ 現場に臨場した際および書面でしか、安全状況を確認ができない
上記のような課題を一挙に解決する手段の一つが「遠隔臨場」です
遠隔臨場の手段
スマートデバイスやウェアラブルカメラを用いて映像を共有する方法が一般的です。SynQ Remote も遠隔臨場の基準を満たすコミュニケーションツールの一つです。
資料や図面を共有することの多い監督者はPCを用いて資料の共有や現場の映像確認を行い、現場ではスマートフォンのカメラやウェアラブルカメラを利用することで現場の映像を指示者に共有し、遠隔でも臨場しているかのように現場確認を行うことができます。
IT投資の進んでいる企業では、すでに映像臨場の活用については、発注者および受注者ともに日常的に活用するほど、抵抗感が少なくなっているのが現状です。
実際に遠隔臨場を施行した現場ではこういった意見があがっています。
・ 映像臨場により移動レスが実現できたことで、受注者・発注者共に移動時間が大幅に削減できた
・ 携帯電話の電波が繋がるところであれば接続が可能なため、容易に使用することができた
・ 受注者・発注者共に、携帯さえあればいつでも現場の状況が確認でき、日常的な現場の確認や見守り効果が向上した
・ 時間を調整することで、発注者・受注者本社・現場の 3者間で同時に現場の確認、検査の実施ができた
建築現場の働き方改革のみならず、同時に対面や密集、移動を避けられることから建設現場での3密対策にもつながるため、昨今の新型コロナウイルスへの対策にも寄与することが期待されています。
特に施工現場が遠隔地で、立会が求められ、発注者が施工現場との往復に多大な時間を要する工事や構造物の立会頻度が多い工事には効果的と言えます。
遠隔臨場に活用可能な「SynQ Remote」
クアンドの開発する「SynQ Remote」も遠隔作業支援ツールとして国交省の遠隔臨場の基準を満たしているコミュニケーション手段の一つです。
①現場に行けない・遠い ②指示が伝わらない ③人手が足りない
といった現場における負を、ビデオ通話とポインタ表示などの現場での使用に特化した機能によって解消します。
現在お使いのPCやiPhone、iPadでご利用が可能なため、初期導入費用が最小限に抑えられるというメリットも。
詳しい機能についてはこちらの記事で紹介しております!
遠隔臨場への対応により、現場をもっとスマートに。
現場の働き方改革を支援します。
【株式会社クアンドについて】 http://quando.jp/
株式会社クアンドは、2017年に設立した福岡のスタートアップ企業で「地方産業・レガシー産業のアップデート」をミッションとして掲げ、九州地域を中心にデジタルトランスフォーメーション事業を展開しており、第一弾の自社プロダクトとして「SynQ」の開発に取り組んでいます。
現在クアンドでは、SynQなどのプロダクトを共に作り上げていってくれるエンジニアを募集しています!ご興味をお持ちいただいた方はWantedlyまで
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