
Photo by
subarasikiai
「虐待で入居者が死亡」注目の裁判が始まる
岡山県津山市の特別養護老人ホーム「愛和荘」(従来型定員50名・ユニット型30名)で職員から虐待を受けたなどとして、元入所者5人の親族らが施設を運営する法人や理事長に約1億1800万円の損害賠償を求める裁判が始まりました。
親族らによりますと、2018年から2021年の間、介護中に職員から怒鳴られたり、殴られたりするなど、日常的に虐待を受けていたとのことです。
5人の入居者はすでに亡くなっていて、このうち4人が不適切な介護で亡くなったと訴えています。
原告側の代理人弁護士によりますと、施設側は答弁書で請求棄却を求めていて、争う姿勢をみせているということです。
2024年1月28日付の介護事業所・生活関連情報検索によると、この特別養護老人ホーム「愛和荘」(従来型・定員50名)の介護職員は常勤職員13人、非常勤11人、合計24人、常勤換算数19.2人。前年度の退職者が常勤3人、非常勤11人、合計14人。単純に計算すると、離職率58%(14÷24)と離職率というより生存率42%と言った方がよいかもしれません。
また、ユニット型30床の介護職員は常勤12人、非常勤3人、合計15人、常勤換算数12.6人、前年度の退職者数は常勤5人、非常勤2人、合計7人。離職率は47%です。
従来型もユニット型も離職率が驚くほど高いですね。このあたりに経営の問題が出てきているのでしょうね。
法人のホームページは以下です。