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社会福祉法人三養福祉会の特養介護士が傷害罪で逮捕される

 尼崎市の特別養護老人ホーム「サンフォート武庫之荘」(ユニット型80床)の介護士(男性・68歳)が入所者(女性・89歳)の顔面を数回殴るなどの暴行を加え、左腕の骨折など全治3カ月の重傷を負わせたとして、傷害の疑いで逮捕されました。

 尼崎北署によると、同日早朝に別の介護士が女性のけがに気付き、女性の長女が同署に相談していたとのこと。
 容疑者は被害者が介助を拒否して抵抗したので振り払ってけがをさせてしまったと話しているといいます。

 事件があったのはやはり深夜帯の午前1時ごろ~同3時ごろまでの間だといいます。

 この施設は社会福祉法人三養福祉会の運営ですが、介護職員は、常勤介護職員34人、非常勤2人、常勤換算数34.36で職員配置は2.3:1 となっております。
 ユニット型の平均的な配置は2を切っていますので人員配置が十分とは言えません。 
また、前年度の退職者は常勤5名、非常勤6名の計11名ですので、単純な退職率は30.5%にもなります。退職率が高すぎますね。

 社会福祉法人三養福祉会は介護事業を保育事業を複数都府県で経営する事業活動の年商が約53億円の広域・大規模法人です。
 介護事業では東京、大阪、兵庫、奈良、和歌山で9ケ所の特養とケアハウス1ケ所、グループホーム1ケ所、地域包括支援センター1ケ所を運営しています。また、保育事業では東京、大阪、奈良で4ケ所を運営しています。

 やはり、何でも「大きいことはいいことだ!」ではなく、介護事業の適正規模について、今一度、考えてみる必要があると思うのです。




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