国立病院機構山形病院の看護師2名が乱暴なケアで停職
山形市の「国立病院機構山形病院」に勤務する看護師(女性)2名が、複数の入院患者に対し不適切な言動と乱暴なケアを行ったため、停職の懲戒処分を受けたことが明らかになりました。
病院からの連絡を受けて、昨年8月に山形市を含む11の自治体で立ち入り調査が実施され、昨年11月には弁護士を含む第三者委員会による調査も行われたといいます。
停職処分になった看護師は次のようなケアを行っていたと言います。
入院患者を移動させる際に投げるようにベッドに戻した。
入院患者に対し、名前ではなく「ばあさん」と呼んだりする行為を日常的に行っていた。
患者が食事する際、本人の同意を得ずにご飯におかずや汁物をすべて混ぜて提供した。
チューブで胃などに直接、栄養を注入している患者に対し、口から薬を入れて服用させたりしていた。
患者のおむつの交換作業を決められた手順を守らずに行っていた。
どこの介護施設でもありそうなabuse/虐待なのだけれど、きちんと指導し治していこうとしてる分、まともですよね。
この事案も病院で入院患者に対して不適切な呼びかけや乱暴なケアが行われているとの内部通報で発覚したといいます。組織内に勇気のあるまともな職員がいて良かったです。
病院は「職員が行った不適切な行為は誠に遺憾。再発防止と共に職員への教育指導に取り組む」ということですが、確かに教育は大切なのですけれど、組織の問題はもっと重要だと思います・・・
虐待防止教育と組織問題については以下のnoteをご参照ください。
以下のマガジンもご参照願います。