見出し画像

サンウェルズ(PDハウス)入居者1人当たりの診療報酬81万円が合格ライン!

 19都道府県で63カ所のホスピス型老人ホーム(1650床)や訪問看護事業所などを運営する「サンウェルズ」(東証プライム上場)は診療報酬約28億円を不正に請求した疑いが判明していましたが、同社は入所者1人の紹介に対し、100万円ものの紹介料を支払っていたといいます。朝日新聞が報じました。

 以前にもサンウェルズの不正請求についてはnoteに記しましたが、 同社はほぼ全ての施設で、入所者への訪問看護について、実際は1人で実施したのに複数で訪問したように装うなどして、計約28億円を不正に請求した疑いがもたれており、同社は特別調査委員会を設置し、調査委は今月7日、調査報告書を公表したとのことです。

 報告書には次のような記載があるようです。

  • 経営戦略として、1人当たりの診療報酬、合格ラインを81万円と「設定」

  • 入所者の状態に関係なく、1日3回訪問看護する「設定」

  • 紹介業者から入所者を紹介された場合、1人に関し100万円を支払う

 この手の会社では当たり前のような気もしますが・・・「やはりな」という感じですね。

 看護・介護には目標が必要かもしれませんが、それが「金額」だとは・・・これが経営ということなのでしょうね。
 強欲資本主義の強欲企業による介護ビジネスの見本のような会社です。
 ホームページはカッコいいですが・・・

 同社は決算も悪化しているようで25年3月期第3四半期累計(4-12月)の最終損益(非連結)は1.2億円の赤字(前年同期は5.8億円の黒字)に転落したとのことです。



いいなと思ったら応援しよう!