入居者紹介料150万円!? 難病者等はおいしい入居者! 医療特化型・ホスピス型有料老人ホーム
最近、パーキンソン病や末期がんなどの難病を抱える高齢者向けに、ホスピス型や医療特化型と称される住宅型有料老人ホームなどが人気を集めています。共同通信社の報道によれば、この種のホスピス型老人ホームは、難病患者を紹介した紹介会社に対し、一人あたり最大150万円の紹介料を支払っているとのことです。これは通常の紹介料の6倍にもなるとのことです。
難病・末期の人向け老人ホームでは、入居者に対する訪問看護で不正・過剰な診療報酬の請求が指摘されていて、「過剰な訪問看護で稼ぐことが前提で紹介料が高騰しており、異常な状態だ」との指摘もあるようです。
共同通信社は以前から「PDハウス」や「スーパーコート」の過剰・不正診療報酬請求について報じてきています。共同通信社は頑張っていますね。
150万円もの紹介料を支払っても採算がとれるとは・・・何かがおかしいと言わざるを得ません。
「医療費が目的外の紹介料として流出している」と言われても仕方がないでしょうね。
全国には少なくとも約500の事業者が民間の有料老人ホームへの入居を希望する人々にホームを紹介して、これらの紹介会社は、一人が入居するごとにホームから紹介料を受け取ります。紹介事業を規制する特定の法律はなく、高額な紹介料が発生してもそれは違法ではないといいます。
紹介会社も医療特化型、ホスピス型の有料老人ホームでは不正・過剰な診療報酬請求が行われていることはわかってるでしょうが、高額な紹介料を取れるので難病などの入居者は「おいしい入居者」「うまみのある入居者」と思っているのかもしれません。
自分が、有料老人ホームや紹介会社にとって「うまみのある人間」「おいしい人間」だと思われているというのは、あまり良い気持ちがしないでしょうし、自分が保険詐欺のネタ(保険の過剰・不正請求は保険詐欺のようなものです)になっているとしたら、本人はどう思うのでしょうか?
残念ながら、日本の介護の世界は、金儲けのためなら何でも有りの世界に堕しており、倫理の底が抜けてしまっているのかもしれません。
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