鹿児島県の老健が介護ソフト導入補助金を不正受給
鹿児島県和泊町の介護老人保健施設「沖永良部寿恵苑」(医療法人慈心会運営:定員67名)が2021年3月に介護ソフトを導入したとして県に補助金を申請して260万円を受け取ったものの、実際には使われていなかったといいます。
これは、ようするに補助金泥棒ということですよね。
補助金は税金で賄われていますので税金泥棒ということです。
買ってもいない?買うつもりもない?介護ソフト費用として補助金を貰うとは・・・度胸ありますよね。
施設は「県からの指示のもと補助金の全額返還をしたい」と話しているということですが、それは通じないですよね。
万引きしても「商品を返せば問題は無い」ということにならないのと同じだと思いますが・・・こんな事件でも法人は告発、告訴されないのでしょうかね。
内部告発のすすめ
この事件は、鹿児島県に「ソフトを導入していないのではないか」という内容の情報が寄せられたため、ことし6月抜き打ちで立ち入り検査を行い発覚したとのことです。
事件が発覚したのは、たぶん内部告発者のおかげなのでしょうね。
間違ったことを、間違っていると言うには勇気が必要です。
経営者や上司に忖度し、周囲に過剰に同調していては内部告発できません。
介護施設にはabuse/虐待、介護報酬の不正請求、補助金の不正受給、パワハラ、セクハラ、労基法違反などなど、さまざまな不正義が生じる可能性があります。
その時に、匿名でもいいから内部告発、公益通報する人がいることが社会としても、組織としても大切なことだと思います。
法人及び施設の情報については以下をご参照ください。
次のマガジンもご参照願います。