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ユニオンソーシャルシステム(株)が106万円の壁を超えられず就労継続支援事業所7か所を閉鎖
山形県新庄市の障害者福祉サービス会社「ユニオンソーシャルシステム」が県内に7か所ある就労継続支援A型事業所を来年3月末に閉鎖する方針を示しているとのこと。
理由は厚生年金の「106万円の壁」が撤廃されれば社会保険料(厚生年金、健康、介護)として新たに年間約6800万円が必要となるが、それに見合う増収は見込めないとして、全事業所の閉鎖を決めたといいます。
山形同社によると雇用契約を結んでいる障害者217人は整理解雇となるとのことですが、再就職先の確保などに努めるとしています。
山形県によりますと県内には就労継続支援A型事業所が31か所ありますが、7か所が一斉に閉鎖し障害者が解雇されるのは過去最大規模だということです。就労継続支援A型はB型と違って雇用契約を結ばないといけませんから社保を付けたとたんに経営が成り立たなくなるということでしょうか。
このユニオンソーシャルシステム(株)は硬式野球ボール製造販売の他に障がい福祉サービス事業を以下のように手広く行っています。
障がい者総合支援法に定める障がい福祉サービス事業
就労継続支援A型…7事業所
就労継続支援B型…4事業所
就労移行支援…3事業所
生活介護…2事業所
グループホーム…26住居
計画相談支援…1事業所
児童福祉法に定める障がい児通所支援事業
児童発達支援…1事業所
放課後等デイサービス…1事業所