#4.マーメイドの臨床応用
皆様こんばんわ!
感染対策が緩くなりつつありますね。
コロナに関しては、色々な意見が飛び交い、どこに着地するのだろうか。誰が何を言ったらこの騒動は終焉となるのだろうか。と、一人で時代の行く末を予測する代表です。
ただ、僕らにできることといえば、各個人の疾病や人体構造に関するリテラシーを高め、どんな病であろうが、最低限の対策と個人の自然治癒能力を高めるための身体づくりしかないだろう。とつくづく思っています。
人間の自然治癒力というものは恐ろしいもので、、、笑
脳画像で、致命的なダメージが及んでいるにも関わらず劇的な回復を見せる症例もいれば、骨癒合がとんでもない速さで進む人。etc…
現代医療では、
確実に断言できない自然治癒能力というものは少なからずあるんだろうな。と思っています。
さぁ、話は変わりますが
本日は、マーメイドです😊
個人的にはですが、
このマーメイドというエクササイズはかなり多くの症例に適用できます。
エクササイズとの関連性が
なかなか結びつかない方もおられると思います。
ですが、
本記事をしっかり最後まで読めば、
このエクササイズがどれだけ優秀か。
理解できる筈です!!!!
では、今回は
こちらの4本立てでエクササイズを深掘りしていきます!!
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会員様は、
・全セミナーのアーカイブ
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※2023.2.23現在
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となります。
臨床のスキルや、考え方。
これから訪れるであろうセラピストが選ばれる時代に対応すべく専門分野を学んで個人価値を見出したい方は、是非一緒にがんばりましょう!!
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もらっちゃってください!!😊
こちらからの発信はありませんので、受け取るだけ受け取っても損はないです。おそらく。笑
①胸椎と胸郭
まず、先立って
会員様は再度”脊柱セミナー”の資料と照らし合わせご覧頂くと理解しやすいかなと思います。
人間は発達学的に胸椎は後弯しています。
この様に、脊柱の弯曲には当然意味があり、その発達的理由も様々になります。唯一共通して言える点は、”抗重力位”で生活するには必要な過程である。
ということです。
その中でも、特に胸椎に絞って見ていきたいと思います。
胸椎は、Th1-Th12まであります。
そして、椎間関節の関節突起の構造から回旋(水平面上の動き)が得意な関節でしたね?
微妙な方は、こちらの記事を再度見直して頂けると幸いです!
このマーメイドというエクササイズは、腰椎の支持性と胸椎の可動性が非常に重要なエクササイズです。
大きな植木鉢にしっかりと根を張った大木が風に揺れるイメージ
が最もしっくりくるかなと思います。
木の根元の幹の部分を股関節・腰椎とするのであれば、
その上の花が成る先の部分は胸椎です。
これを意識することで、
エクササイズ中のキューイングが全くもって変わってきます。
Stabilizeに特化した腰椎は、エクササイズ中は常に安定しておかなければなりません。それと比較して胸椎は、他の外部からの刺激に対して柔軟に対応することになります。
逆にMobilityの役割がメインの胸椎は動かなければならないのです。
Joint By Joint Theoryでは、胸椎はMobilityの関節に位置されています。
すなわち、動くことを前提にされた関節となります。
胸椎が可動することで、関節を持つ肩甲胸郭関節は安定し、その先の肩甲上腕関節は出力を発揮することができる。
呼吸機能を持ってしても、
胸椎の伸展がなければ肋骨は挙上せず吸気は不十分となり、必要量酸素を吸入できず。
胸椎の屈曲がなければ、
肋骨が下降し、呼気は不十分になりますね。
すなわち、CO2が体内に貯留する。
=アシドーシスの状態になります。
高齢者の方々は、おおむね円背が進行し、胸郭の可動性は低下していきます。
胸郭の可動性が低下することで上記のプロセスを踏んで、一回換気量が不十分となることで、呼吸数が増加し、もれなくアシドーシスになり、炎症値がなかなか下がらないぞ?なんてことになっていきます。
胸椎単独で見るだけでも
これは極一部ですが人体に大きな影響を及ぼすことは間違いないです。
さて、ここからは
腰椎との協調性について見ていきます。
先ほどの大木と花の関係性で示した通り、
・腰椎=Stability
・胸椎=Mobility
この関係性は動作内では必須になります。
腰椎は関節突起の構造から、
・回旋を許容せず屈曲/伸展に特化した関節
だといえます。
すなわち、重力に抗して生活をする。
直上方向に常にかかる圧に対して、抗重力伸展活動を生じさせるのに最も必要な関節と言っても間違いないと思います。
そして、
姿勢制御が生じる過程で、最も早く収縮が入ると言われている腹横筋も
関節的に腰椎の空洞化現象を保持しますね。
この様に、腰椎のStabilityがあってこそ、その上の胸椎は自由に動けるイメージを持ってもらえると幸いです。
すなわち、マーメイドを行う上で骨盤帯-腰椎は常に安定及び頭頸部方向にElongationの意識を持っておくことが大切です。
②リーチ動作と腹部の関係性
このマーメイドという動作には、
①前腕支持で肩甲帯のStabilize
②肩甲上腕関節の内・外転
この二つが上肢帯でいうと関係していきます。
先日の記事でも何度も述べていますが
肩甲帯の安定や、肩関節の挙上動作には肩のフォースカップルを理解する必要性があります。
このどの過程が欠けてもいけません。
特に、先日の記事でもあった通り
前鋸筋による肩甲骨の固定作用は、重要です。
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