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流行語に隠れる「ヤバさ」
こんにちは!三田アニキ(@sync_body)です。
身体の専門として普段活動をしていますが、
今回はどうしても思ったことを書き記したい!!と思って投稿します。
「流行語」と呼ばれるものの移り変わりについてです。
身体のことは一切書きません!
食事のことも一切書きません!
エロ要素も一切書きま…〇〇!
少しビジネス的な話はするかもです。
では、はじめます。
チョベリバ、チョベリグからもう20年。
そして、マジ卍、エモいの到来。
他にも色んな言葉がありますが、まずこの4つの流行語の共通項は感情を表していることでしょうか。
しかし、この20年での大きな違いがあるように思います。
よく言えば、その汎用性の高さ。
悪くいうと、考えずに出来る言葉選びだと思います。
約20年前に流行った「チョベリバ、チョベリグ」ですが、ここには明確な使い分けがありました。
それは良い物事に対しては超ベリーグッド(very good)の略語である「チョベリグ!」
悪い物事に対して超ベリーバッド(very bad)の略語である「チョベリバ〜」
という良し悪しという明らかな線引きがあったのです。
さて、そこから時は経て約20年、
2017年ごろが初登場と言われる「マジ卍」
言葉の意味としては、コトバンクではこのように記載されていました。
まじ卍
うれしさや悲しさといった感情や、かわいさや調子の良さなどの状態を表す言葉。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などインターネットを中心に広がった。「まじ」は「本気」、「卍」は「やばい」を意味すると推測されているもののルーツは定かではなく、用法や使用される場面は曖昧。
ぼくが最初にこの言葉を聞いたとき頭の上に「?(はてなマーク)」がいくつ並んだか覚えてないくらいの衝撃でした。
次に思い浮かんだのが、皆さんご存知のあの有名な人のことです。
卍と言えばと枕詞が付く、あの福岡出身の敷田直人さん。
え?誰?って思った人いましたか…
そう、プロ野球の審判で見逃し三振の際の派手なアクションが「卍」に見えることから卍ポーズの球審と言われています。
この「マジ卍」って「ヤバい、すごい、素晴らしい」といった意味で用いられるようで、何にでも使えるそうですね。
マジ卍。
そして、「エモい」
コトバンクによると、
エモい
感情的、情緒的な様子を意味する英語の「エモーショナル」を略したものに日本語の形容詞性接尾辞「い」をつけた造語で、感情を強く揺さぶることを表す。主に海外のロック音楽において哀愁漂うメロディや感傷的な歌詞を形容する「エモ」から転じて、日本の音楽関係者が激情的・感動的な音楽を「エモい」と表現するようになり、それが一般に広がって、日常の出来事にも用いられるようになったとされる。三省堂が2016年に発表した「今年の新語2016」では2位に選ばれている。
なんと、2016年には登場していた言葉だったとは…
この言葉をはじめて聞いた時は、おそらくみなさんと同じです。
そうです。これを連想しました。
「エモい」は感情の高ぶりや、哀愁といった感情の変化に用いられるようです。
こういった抽象度の高い言葉は全く使い方が分からず、世の中の流れに置いてかれそうになる人が大勢いるかと思うと、
「エモい」ですなぁ。(←合ってる?)
では、この20年に見られた変化とは…
コミュニケーションを確立するために「チョベリバ、チョベリグ」は物事の良し悪し、ポジティブ、ネガティブに対して明確な使い分けが必要あったことに対して、
「マジ卍、エモい」は物事の良し悪しや、その状態がポジティブな状態なのか、ネガティブな状態なのか明確な意味、意図を言語化しなくとも、言葉を用いたコミュニケーションが完了する点であると思います。
これってマジ卍ですよね。
自分の意見や考えを明確にしなくても、コミュニケーションが成り立つ。
つまり、自分の意見を考えて表現する機会がどんどん減るわけです。
昔の哲学者が「人間は考える葦である」というメモを残したのは有名な話ですが…。人間を弱いもの代表の葦に例えたフレーズです。
誰だっけ…あ、パスカルですね!!
人間は自然界では弱い存在だけど、思考する存在としての偉大さを表しています。エモいですね。
しかし考えられなくなったら、もはや人間=葦になってしまいます。弱さしか残らない。
そう考えると、今の日本人に必要なことが見えてきそうですね。
この変化は本屋さんでも見られる変化だと思います。
以前、僕はこんなツイートをしたことがあります。
人の身体や健康について、
— 三田アニキ@エロい姿勢作り (@sync_body) September 10, 2019
「最高の〇〇」とか
「最強の〇〇」っていうタイトルが目立つ。
つまり「シンプルなことをすれば
オッケー!」ってことなんだろうけど😭
ヒトのカラダはそんなにシンプルではないので、
僕はとことん小難しく伝えます🤣
それが周りが一番損しない方法だと思うから。
「エモい」といった直接的な言葉選びを除いて、最近増えてますよね。
「最高の〇〇」
「最強の〇〇」
と言った類のタイトルの書籍が。増えているということは、トレンドなのか、戦略として有効ということなのでしょう。実際のところどれだけ売れているのかは存じあげませんが(笑)
顧客目線で言えば、やはり「最強、最高」という文字を見ると、
期待しますよね。これが最終形態かと。
個人的な意見ですが、
最高、最強という文字により、
書かれた内容を実践するというシンプルな行動で問題が解決するのでは?と期待するはずです。
これも、自分の問題を解決するために「何をするか考える」というプロセスをスキップすることが出来るのでは?というイメージが顧客側へ書籍のタイトルから強く導かれるからなのではないでしょうか?
もちろん、これだけではないと思いますし、そもそも、こういったタイトルにそういう意図があるかどうかも分かりません。
抽象度を上げることで、逆に興味を引くというテクニックでもあるかもしれませんね。
「最高最強ってどういうこと?どういうこと?」みたいな。
実際、これだけをやれば良い!これはしてはいけない!という単純化、簡略化された内容が書いてある本もあるので、少なからず当てはまるものもあるのです。
いかがでしたでしょうか?
僕がこんなことを書くのは極めて稀ですが、実はこういう分析じみたことをするのは好きなんです。
つまり小難しく考えるということが好きなんです(笑)
本職である身体に関することにおいても、そう。
呼吸一つとっても、めちゃくちゃ深掘りしてます(笑)
ですが、それを言語化するのは僕が1番苦手とするところなんです。このnoteも時間かかった…。これからも言語化する練習を続けていきますので、是非お付き合いください!
最後までお読みいただきありがとうございました!!
生涯学習
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