プレゼンテーションの聞き方 2.0
私の専門領域は医療分野で、講演会や勉強会など参加する機会が多いです。
プレゼンテーションの内容は玉石混淆で、非常に面白いものから、失礼ながらややウトウトしてしまうものまで様々です。
これまで僕は、講演会や勉強会に参加するときには、下記を意識していました。
1)内容そのものを知識として学ぶ:知識そのもののアップデートをする
2)発表の仕方を学ぶ:なぜこの講演は面白かったのか、なぜあの講演は面白くなかったのかを自分なりに解釈してメモる
上記はやってきたつもりでしたが、先日参加したビジネス系セミナーで、講演会の聞き方に関して、講師の先生がおっしゃっていたのはさらに上のレベルでした(下記、自分なりに先生の言葉を改変引用)
- セミナーでは知識だけを得ているわけではない。セミナーというのは非日常であるからこそ、感度が一番高く、そのセミナー中に学んだことを自分のビジネスに活かせるよう、つまり自分の領域に転用できるよう、セミナー中にアイデアを考えたほうがいい。明日にはその感度は下がっているし、アイデアも浮かびにくくなる。
- みんな、面白いセミナーはしっかり聞く。でも面白くないセミナーに参加していると眠ってしまう。これは非常にもったいない。僕は、面白くないセミナーがあったら必死に聞く。そして、何が面白くないか、どうすれば面白くなるか、自分なら発表方法をどう変えるかを必死に考える。それが自分のプレゼンテーションの練習にもなる。あと、結果的に僕はそのプレゼンテーションを必死に聞いているわけなので、講師の先生も覚えてくれる。結果的にとれ高はすごく大きい。
- どんなセミナーでも自分の中に出てくる3つのH(批判、否定、評価)を避けて聞くことが、結果的に自分の学びになる。この3つのHがあると、前述のように面白くないセミナーから学ぶことができない。
- 面白くないセミナーを聞きながら、上記のように色々考えていると、例えば、仕事場で部下の説明や質問が非常にわかりにくくても、それを理解する力も身につく。
これはビジネスセミナーでしたが、ビジネスに限らず、あらゆる場面で応用できると思いました。
まとめ:
1)アウトプットモードで講演会を聞く
2)アウトプットモードを妨げる自分の中の3つのH(批判、否定、評価)を避ける
3)面白くないプレゼンテーションからも自分次第で多くを学べる