ボカデュオサビ編
前回の記事に続いてサビについて書きます。
サビの途中で半音上がります。
リファレンスは水樹奈々さんのETERNAL BLAZEです。
これは以前からやってみたかったやつです。小室祭りのNative NationはGet Wildをパクるコンセプトだったので出来なかった。
このコンセプト自体あまり伝わってないかもですけど。分かってなかった人はサビ4小節前からのサビ入りに注目してもられば。
1.メロについて
まずは転調の効果を強く出そう考えました。やはり4分音符の力強さを使いたい。転調前後の4分音符を比較して転調感を出そうと思いました。
次に歌い手ボーカルを意識しました。自然な流れに沿わせてボーカルと進行を聴かせるコンセプトにしました。
ボカロだったら後半もう少しフレージング作り込んだかもしれない。
というより実際少しやったけど歌えんわと思って止めました。
リファレンスは同じく4分音符の小室進行であるtrfの masqueradeです。
1フレ目はアウフタクトあり、2フレ目はアウフタクトなしです。これは2フレ目でアウフタクトすると転調が半拍前に分かり突然感が出ないから。別にハイエナさんの歌詞がバラついた訳ではない。
ラスサビ転調も検討したけど。+1が連続して音階練習みたいだったので止めました。
2.進行について
90’s小室で良いという話だったのでサビ前半の8小節は決まってました。
VI IV ⅤⅠⅤ
VI IV ⅤⅠ
経過のとこⅦ使うとガッツリいっちゃうから浮遊感、浮遊感でⅤにしました。
1フレ目の後半は王道進行IV Ⅴ Ⅲ VImの後にIV Ⅲm Ⅱm Ⅴsus4 Ⅴです。
王道進行もⅢとⅢmあると思うけど、まぁハイエナさん闇っぽい方が好きやろと思ってⅢにしました。
今回は突然の転調感が欲しいので使わずにsus4ですっと入りました。
2フレ目の後半は王道進行の後に普通にⅡm IV Ⅴ Ⅰです。
3.コードについて
SynNightPはガッツリ安定派です。浮遊感のテンションコードはあまり使わない。でも最近の音楽シーンでは浮遊感は無視出来ない要素になっている。フォロワーさんの曲とか拝聴してテンションコードにも(以前よりは)一定の理解はあります。
今回はコラボ色が強く独りよがりもあれなんで、いつもよりは浮遊感いれました。
1つには高音のベルの音3つ目と6つ目に7thの音を使いました。いつもならルートにしたかもしれない。結果として、まぁまぁ強い感じになったのでイントロに採用しました。
あとは所々でテンション意識して入れてます。ガッツリとは入れてないです。自分で聴いてなんとくいつもとニュアンス違うかな程度ですね。
4.オケについて
出だしのメロが下降なので対旋律としてベルは上に向かわせて幅を広げました。
基本はシンセを主体としてます。サビ前のアルペジオ駆け上がりはこの時点で構想にあり、そのままサビでアルペジオを活用しました。
サビの段階でBメロのラスト部分はだいたい構想しています。
サビで下転調することと、Bメロの最後2小節のメロはこの段階で決めてました。
サビのトラック構成はこんな感じです。
シンセ (アルペジオとかで合計4)
ベル
コード
ストリングス
ギター 2本
ベース
ドラム
ギターはほぼお任せでした。低音重視、アフタタクトは16分を1個、基本は伸ばしでくらいをお願いしました。
アウトロはハイエナさんの意見を採用してギターソロです。
ラスサビだけピアノ入れてます。落ちサビのをそのまま活用したのもありますけど、ラスト感を出すために高音高速でパラパラさせてます。
歌い手ボーカル意識したといいつつ、ちょっと歌ってみたらそうでもなかった。やっぱ速いは速いんだと思います。最初はBPM5くらい落としてましたけど、いまいちノリが悪いので今の速度になりました。
次はBメロ編書きます。