そらいろ
ここ数日、大雨が続いていた。 これから行く街はここから2~3日徒歩で進まなければならず野宿を余儀なくされる。 野営は慣れているがこれだけの雨が続くと、思うように進まないのではという意見に珍しく皆が賛同した。 急がなければならない旅だが体調まで崩すわけにはいかないと、雨がせめて小雨に変わるまでは今の街に滞在しようということになった。 それから2日この街に滞在しているが雨は止むことなくひっきりなしに降り続いている。 ロイドは部屋のベッドにあぐらをかき、剣の手入れをしていた。
ここはソダ間欠泉。 再生の神子一行は再生の書をハコネシア峠にいるコットンに見せてもらうため報酬となるスピリチュア像を取りに祀ってあるはずの救いの小屋の祭壇に行ったものの祭司が巡礼の際に訪れたソダ間欠泉に気を取られている間に落としてしまったというので取りに行く羽目になっているところである。 ロイドが率先して取りに行くことにしたもののかれこれ何度失敗したことか。 そのまま飛び込むには危険すぎる間欠泉はジーニアスが唱えてくれた下位魔術アイシクルの効果で凍りついてる間に取りに行かな
「クラトスのコーヒーって美味いよなぁ」 とある野営。 焚き火の前で寝ずの番をしていたロイドにクラトスが差し出してきた鉄製のカップには芳ばしい香りのコーヒーが注がれている。 旅の途中、何度も差し出されたそれは感嘆してしまう程に美味しい。 あのリフィルでさえ唸るくらいである。 今夜は特に冷え込みが厳しい。 鉄製のカップもすぐに冷めないように、彼なりの気配りなのだろう。 普段は木製カップだからこれには驚いた。 「うーん…淹れ方なのか?でも特に変わった淹れ方には見えねぇしな」
かなり昔、空色 葵でクラロイの小説サイトを運営していましたそらいろです。皆様宜しくお願いしますm(__)m テイルズ全作品プレイ済み。今年になってユニゾナントパックようやくプレイしました!親子愛再燃中。 ワーキングママなので更新亀です。ブランクありまくりで文章が前よりさらに拙くなっていますが温かい目で見守って下さればと思います。 皆様宜しくお願いします!