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受け入れることをしなければ、私は変わる道を歩めない

ある程度年齢と経験を重ね、前より大きく成長していたように思っていた。
しかし、それはまだまだ自惚れでしかなかったことに気付いた。
いや、実際確かに10代、20代前半の時と比べたら成長できていたところも少なからずあるとは思う。
その点はしっかり認めてあげよう。
ただ、依然として他人に指摘されたことに対して、

「いや、自分に限ってそれはない」

と認めることができていないところがあったことに、昨日ふと検索してみた内容に正面から向き合えた時に、スッとその事実を認めることができた。

そう、私はいわゆる「メンヘラ」だった。


私は、先日恋愛を終えて絶望の渦中にいた。
今は当初より少し気分が落ち着いたものの、まだまだ辛い気持ちになることは毎日必ずある。特に、朝目覚めた直後が一番しんどい。
ただ、私は変わることを決意した。しかし決意をしたものの、まだまだその決意の柱を打ち崩そうと、一定期間ごとに辛い感情が強烈なボディブローのように襲ってきては、私の心をぐらつかせる。

その時、ふと、今回の恋愛の中で何度か言われてきたメンヘラの特徴について、検索してみた。そして、その記事に目を通すと、

「ああ、まさにこれまでの自分だな…」

と、その時、ようやく素直に自分もメンヘラである事実を受け入れることができた。

そこに書かれていた内容は、これまで好きになった人に対してだけでなく、辛い状況に陥った時に自分の周りにいる家族や友人に対しても、相手の状況などおかまいなしにメッセージや電話をしていた過去を思い起こさせた。



メンヘラであることのメリットなど、何一つない。
メンヘラは、ただただ自分の大切な人、大切に思う人に負担を強いるだけ。


不思議なことに、その事実を受け入れた途端、それまで空を濃く覆っていた雲が一気に消え去るように、私の脳内にのし掛かる重圧もスッと軽くなったように感じた。

その時、かつて誰かが言っていたが、

『やはり人は受け入れることでしか前に進むことはできないのだ』

と言うことは真理なのだと、身を持って体感をした。


私はもうアラサーの域に入り、もっと早く変われていたならば、今回の結果もいずれ終わりは来るかもしれなかったとはいえ、違ったものに終わったかもしれないと思う。

ただ、私は可能な限り、
「たられば」

「過去を振り返る」
ということはあまりしたくない。


今は、まだまだ意志は揺れることはあるけれど、

「まだこの年でもようやく本当の意味で自分に欠けているものに気付くことができて良かった」
「気づかせてくれてありがとう」

と、前向きにとらえることができるようになっている。


人間、いきなり仮面ライダーとかウルトラマンのような戦隊もののヒーローのように(まあ、彼らも初めからヒーローと呼ばれるような強い存在であったわけではないけれども)変わりたい理想の姿に変わることはできない。それでも、少しずつ、一粒一粒変化の種をまき続け、成長を見守り、大事に大事に育てていけば、その努力はいずれ大きな変化となり、自分を大きく、強い存在へと変えてくれる。


私は過去に戻りたいとは思わない。戻ったところで、同じことをどうせ繰り返してしまうだけだから。
だから、もうやってしまったことは自分の戒めと今後の成功への布石として進んでいくしかない。


私は私を信じ、自分の過去も未来ももれなく愛する。
大丈夫。変わりたいと思い、その為に成すべきことを自覚しているのなら、
あなた(私)は必ず変われるのだ。

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