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Pythonで断熱線、等混合比線付きエマグラムを描く

通常エマグラムは実況図だが、以前からGSM/MSMのGPVデータを使ってエマグラムの予想図としてを描いてきた。

ただ、エマグラムには気温、露点温度の状態曲線だけでなく、乾燥断熱線、湿潤断熱線、等混合比線が描いてあるのだが、描いていなかった(サボっていた)。

MetPyにはSkew-Tのプロット機能があり、断熱線を描いてくれるのだが、エマグラムのプロット機能はない。

ただ、MetPyには気象で用いる様々な計算をサポートしてくれているので、これらを使えば、断熱線や等混合比線も描くことができるだろう。

ということで、実際にMSMを使って描いて見たのが下記のエマグラム。

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詳細は確認していないが、飽和水蒸気圧の計算は近似式でしかないので、多少のずれがあるかもしれない。

細かく言うと、エマグラムの右軸上に風向風速が表示されていたりするし、他にもまだ改良の余地はある。

また、今回は省略したが、MetPyで計算はサポートされていないので一発で計算はできないけど、SSIを求めることもできる。

サボっていたけど、まあまあこんな感じでやる気になればできる。

天気図の作図にあたっては、京都大学生存圏研究所の生存圏データベースのGPVデータを使用させて頂いています。

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