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AtmosBot2.0Piのハードウェアの改善

はじめに

前回AtmosBot2.0Piの通信方法をMQTTに変更するシステム変更のnoteを書いた。

技術的には問題ないのだが、実運用するにはログなどの保守環境も整備する必要がある。ただ、その作り込みをする時間がなくて現在保留中となっている。

そうしているうちに一点問題が発生したのでその原因の調査と対策をする。

一時観測が中断する

観測が止まってしまうことが時々発生するようになった。更に何かの拍子に観測が再開することも分かった。

下記は未明から明け方にかけて観測が中断し、その後復帰しているグラフ。

ソフトウェアの不具合が原因でこういう動きをするとは思えなかったので、週末に一旦観測を中断して基板を確認することにした。

半田付けを直す

基板の確認しているうちに配線が一箇所取れてしまった。

半田をし直していると電池ボックスに繋がっているリード線と基板との半田付けもちょっと怪しく切れかかっているように見える。

このリード線は基板のピンソケットに押し込んで半田付けしているだけなので、使っているうちに無理な負荷がかかってしまっている可能性がある。

気になるのでリード線の半田付けも直して測定を再開して様子を見ることにした。

修理の結果は

修理後には観測が中断することはなくなった。

また下のグラフは修理前後の入力電源電圧の変化を示しているが、電圧のぶれが小さくなって電圧が安定していることが分かる(赤い矢印が修理前後)。

入力電源電圧

リード線の接触が原因で観測が中断している可能性がありそうだ。

本対策

この修理だけだとまた再発してしまう可能性がある。そこでDCプラグ/ジャックで対策することにした。

手元になかったので共立電子のサイトでDCプラグ/ジャックを購入して送ってもらった。そして下記が修正した基板。

DCプラグ/ジャックで本対策したAtmosBot2.0

予備の電池ケースもあるので電池交換が容易になった。ちょっとDCプラグ/ジャックが大きく見えるけど、これなら無理な力がかからないので安心して使えそうだ。

さいごに

仕事における開発も同じだが、トラブルはないにこしたことはないけど、どうしても新しいシステムでは起きてしまう。仕事の開発もプライベートの開発も同じだなと痛感する。

あとはMQTTに対応してより良いシステムにしたいと思う。

よろしければ、サポートをお願いします。 より多くの方に役立つnoteを書けるよう頑張ります!!