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気象観測システム移設その後
はじめに
気象観測システムを実家の庭に移設して20日以上過ぎた。
その間、いくつか課題があることが分かってきたのだが、ここ数日の寒波の観測結果を交えて紹介する。
寒波到来
急に寒くなり、一部地域で大雪となっているが、下記がここ数日の気温、湿度の観測データ。一番左の00:00:00が12/16(水)、一番右が12/19(土)だ。
気温のデータには異常値が4つあるが、これについては後述する。
この観測システムでは最低気温は-0.27℃、-1.26℃、-0.4℃だった。
大阪市内中心部の大阪管区気象台の観測では最低気温はマイナスを記録しておらず、府内郊外の平野部だが2度程度低かった。
課題1・・・異常値について
前述の異常値についてだが、湿度は異常値とは判断できないが、気圧にも同じ時間に異常値が発生していた。
異常に低い気圧を記録しているだけでなく、少し不自然に高い気圧を記録しているところも数カ所見受けられる。データの品質管理が必要だ。
ときどきノイズを拾って異常値を記録していることが想定されるが、直前の観測データと比較して異常であると判断できれば、記録しないことも考えていた。
だが、今朝メンテナンスをしていて、ケーブルの挿し具合が甘くなっていることに気付いた。これが原因かははっきりしないが、挿し直してしばらく様子を見たいと思う。
課題2・・・欠測について
以前noteにも記載したが、夜間は雨戸を閉めており、室内に設置しているWi-Fiルーターへの接続が悪くなり、時々欠測が発生している。これまでに最大30分〜40分(5分間隔の観測なので6〜8回)の連続した欠測が発生していた。
夜間の1時間に数回程度の単発の欠測は許容しているが、連続した欠測はできるだけ避けたい。
Wi-Fiの電波が弱くなることは確かなのだが、感覚的には数十分間も連続して接続できないことは考えにくい。となると、ソフトウェアに問題があるのではないか?
改めて、ソースコードを見直していると、連続した欠測になる可能性があることがわかり、コードを修正してソフトウェアを更新した。
照度について
気温、湿度、気圧以外に照度の観測をしている。
以前は自宅ベランダに直射に近い照度を観測していたので、晴天の昼間には照度センサーの上限値を超える照度を観測していたが、移設後は照度センサーの能力の範囲内で観測できるようになった。
さいごに
移設前に1年以上使っていたシステムを、大きく変えず移設したので当然なのではあるが、想像していたよりは安定した運用ができていると思う。
5,6日でモバイルバッテリーの交換をしているのだが、できれば2週間程度の間隔で交換で済むようにしたい。
Wi-Fiへの接続中に電力消費が大きいらしく、できるだけ接続時間を短くすれば良いので、アイデアはあるのだが時間がない。早くこのシステム以外のことに注力したいのだが。。。
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