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アメダス紹介・・・第12回 江川崎アメダス
今年は国内最高気温の記録が更新される猛暑だったが、涼しくなってきた。
母は、「昔はお盆を過ぎると涼しくなった」とよく言う。毎年そんなことはなかったと思うが、近年は9月から10月初旬まで気温が高い状態が続いたりして、秋を感じる時期が短いことが多くなった気がする。
今回は、2013年8月12日に当時の国内最高気温41.0℃の記録を更新した、高知県の江川崎アメダスを紹介する。
訪問日は2015年11月2日。設置されているのは周囲より少し小高い場所にある学校の入口だ。
ちょっと中へお邪魔して撮影させていただいた。
江川崎では当時の日本最高気温を記録した日前後、4日連続して40℃以上を記録している。
HDDのクラッシュで過去の天気図が手元に残っていないのだが、気象庁のHPで公開されている当時の地上天気図を見ると、猛暑の際に現れる鯨の尾型の太平洋高気圧の張り出しが見られる。恐らく上空にはチベット高気圧も張り出し、いわゆる2階建ての背の高い高気圧が日本付近を覆っていたのだろう。
ただ、それだけで江川崎で40℃を超えるような気温になることないだろう。江川崎アメダスは標高は低いが(72m)、山間部の谷間の小さな盆地のようなところに設置されている。フェーン現象が発生して、高温になったことも一因と推察される。
アメダスとは関係はないが、学校入り口からの写真に、アメダスとは関係がない、もう一つある設備が写っているがお分かりだろうか?
下記が近くで撮影した写真。
これは国土地理院が設置している電子基準点。ときどきアメダス付近に設置されていることがある。
当時住んでいた福岡から軽自動車を走らせ、佐賀関→三崎とフェリーで四国に渡り、四国西部を旅行しながら、いくつかのアメダスに立ち寄っていた。
Googleマップを地形図で見てみると分かるのだが、四国は山地が多く、それだけに自然が豊かだが、こういう場所が大好きだ。
下記写真は四国カルスト(2015年11月2日、iPhone5sにてパノラマ撮影)。
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